ノートルダム大聖堂炎上

 朝からショッキングなニュース。パリのシンボルたるノートルダム大聖堂炎上。壁や天井のアーチは石造りだけど、屋根は木製だから、火がつけば、そりゃよく燃えるよなあ。火災前の天井裏の映像を見ると、けっこう太い材木つかっているけど、今時、同じような材木を入手できるのだろうか。
 修理するにしても、炎を浴びた石材は、屋根の重量に耐えられるかとか、いろいろと心配事はあるな。石像部分の保存を優先して、軽量材で屋根を作るという選択も考慮しないといけないかも。つーか、屋根裏にスプリンクラーを装備しておかないといけなかったな…
 文化財の補修工事中に火災を起こしたというと、カティーサーク号の火災事故を思い起こすな。修理中と言うことで、装飾や内装材が外されていたそうで、無事修復なって、今は再公開されているようだ。


 あとは、阿蘇山の噴火とか。ニュースの映像を見ても、噴火という雰囲気はなかったけど、どの程度の規模なのだろうか。


 今日も出かけ損ねる。時間が出来たので、アニメを。なんか気分が乗ってないせいか、見るスピードが上がらないなあ。新番組の始まりの時期はこんなもんだけど。
 どうも、体調が上がらない。遅咲きの桜を見に行きたいのだが、明日の雨が花散らしになりそうだなあ。


 そういえば、椅子の下に敷いているカーペットに埃がたまっていたのだが、粘着テープで取ったら、すげーきれいになった。掃除機で取り切れなくて、苦慮していたんだよなあ。なるほどなあ。

なんでここに先生が!? 1時限目 - ニコニコ動画


 エロいw


 厳しいことで知られている女教師児島。主人公は、なぜか彼女とエロハプニングに遭遇し続けることに。トイレの個室に閉じ込められたり、風邪を引いた先生に座薬を入れたり。つーか、座薬はあかんやろ…


 普段は厳しい女教師が隙を見せる、ギャップ萌えの作品だな。

女子かう生  第1話「女子かう生とふともも」 - ニコニコ動画


 ふともも。他に言いようがないなw
 個人的には、もっとしまってた方が好みです。


 原作通り、台詞なしのお話作りか。真面目そうなめがね少女が、ガスガスと膝を打ち付けるシーンがシュール。そして、慎みなさ過ぎな主人公…

とまとかげ『オトナいろ・オーダーメイド 1』

オトナいろ?オーダーメイド (1) (4コマKINGSぱれっとコミックス)

オトナいろ?オーダーメイド (1) (4コマKINGSぱれっとコミックス)

 恋は人を変える。


 とりあえず、ケイトちゃんのキラキラ感がこの話の大黒柱だよなあ。
 オーダーの洋服製作を仕事にしている檜垣紡の店に、小学生モデルのケイトが押しかけてくるところから始まる物語。かつて、紡に洋服を仕立ててもらっていらい、それで前向きになれたことから、紡に恋心を抱くようになった。
 ケイトちゃんの天真爛漫さが、こう、いいですね。
 最終的に、紡氏、ロリコンに墜ちる。ケイトちゃんの本気のアタックに、ちゃんと答えないのもアレなので、無難な答えなのかね。意外とはやく、向かい合ったな。気持ちの温度差が続くのもありだったと思うが。ドレスが出来て、デートの流れで、いい加減な答えは出せないか。
 「おまけ」のおまじないにはまるケイトちゃんが年相応でかわいい。プリンを食べられるおまじないとか、キツネの手がキスするおまじないが、こう、本当にかわいい。


 ケイトちゃんの友達、ぼたんちゃんも、要所で物語を彩る。基本的にはケイトを挟んでの関係だけど、そのうち、ぼたんちゃんにも、紡に対する好意が芽生えてきて、ロリ三角関係になったりするのかな。

春アニメ

 今日は出かけるつもりだったのだが、結局、動かず。それどころか、スーファミシヴィライゼーションをもう一度始めたり。どうにも、腰が重い。


 昼頃、軍用機らしき航空機のエンジン音を聞いたけど、どうも、北熊本駐屯地の基地祭の練習のようだ。20日と、なかなか早い時期。行きたいが、どうするかなあ。


 出かけるのやめて、時間ができたので、春アニメを見始める。まずは短いやつから。しかし、なんか、ここのところアニメに気分が乗らない。

中川健一『全国2954峠を歩く』

全国2954峠を歩く

全国2954峠を歩く

 タイトルの通りの、全国の峠を制覇したガイド本。10年で、およそ3000カ所を訪れるって、金の時間が必要そうだなあ。あと、最初の方の解説でも触れられているが、江戸時代の歩行者の通路としての峠道は、消えかけているのだな。地理院地図の航空写真を見ても、なかなか見つけにくい。
 移動手段がおもしろい。バイク・乗用車からジムニー&電動マウンテンバイクに。確かに、電動アシストのマウンテンバイクは、坂に弱い自転車の弱点と軽量という長所を活かす選択だなあ。電チャリなら、山登りも怖くない。山では軽トラ最強説があるけど、それまでの移動の快適性と安全性を考えると、ジムニーが妥協点か。ただ、移動手段としての自動車が足枷になっている感はあるな。片方から上って、元来た道を戻るというのは、交通路としての峠を味わい尽くせていないのではないか。
 まあ、この本全体が、データを元に自分で行ったり、地図や歴史を調べたりするとっかかりといった感じがする。ラストの「僕がまわった峠リスト2801」あたりが特に。地理院地図と首っ引きで読んでいたので、意外と読むのに時間がかかった。


 全体の構成は、最初に峠の楽しみ方みたいな解説があって、その後、一つの峠につき見開き2ページが当てられる「厳選峠! 33の物語」、半ページの「絶対行きたい峠120」、そしてリスト形式の「僕がまわった峠リスト2801」とだんだん増えていく。
 とりあえず、地図と首っ引きで読んだのは、最初の33峠くらうかな。今回、図書館から借りてきているので、時間的に、これが限界だった。


 とりあえず、印象に残った峠をいくつか。
 関東平野から甲府盆地に入る街道の峠道が、どれも険しくて驚く。大菩薩峠に、雁坂峠と、完全に登山じゃないの。甲州街道を通って、笹子峠を越えるルートが一番、山道が短くて安全性が高いということか。大菩薩峠経由の青梅街道は、橋立集落から霊峰寺あたりまで、山道が11キロ。秩父往還雁坂峠は、川又から笛吹川岸まで12キロ。これに対して、笹子峠は5キロ弱だから、安全性が全然違うなあ。青梅街道は、明治以降は大菩薩峠を避けた迂回路になっているし、雁坂峠はずっと開かずの国道だったのが、下に長大トンネルを掘ってスキップ。なんともしがたかった道路ということか。
 雁坂峠については、西側の尾根筋を降りていく道がもともとの秩父往還だそうだ。そうすると、黒岩尾根の方から回るルートは、どういう素性の道なのだろうか。ネットで検索しても、あんまり情報が出てこない。山梨あたりの郷土資料を熊本で探すのはコストがかかるしなあ。
www.yamachari.com
www.yamareco.com


 膨張性地山(スメクサイト岩盤ストレーキング)なる現象で、比較的短期間で放棄された宇津トンネルが印象的なのが、宇津峠。維持できなくて、新トンネル掘って放棄というのがすごいなあ。
 このトンネルに潜っている廃道探索者がいるけど、いつ崩れるか分からないと言う点で、危険度は高そうだなあ。
ameblo.jp
yamaiga.com


 あとは、活火山の間をトンネルを通して途中爆発事故を起こした安房峠、愛知県豊田市と長野県飯田市を結ぶ街道の難所伊勢神峠、京都の北郊の京見峠などが印象的。
 安房峠の水蒸気爆発と放棄された取り付け道路の跡、なかなか見つけられなかったのだが、ヘアピンカーブの一番下にあるのだな。最初は、かなり下にトンネルの出口を作る予定が、爆発を受けて、斜面の中腹付近に出口を変更。見上げた写真が掲載されていたから、上の方かと思ったら、対岸の道路から見上げて撮ったのね。内部には、元のルートの跡があるのか。
 しかし、活火山の山体を抜くトンネルとか、危ないなあ。
 長野県側の梓川の道路も、新鮮な崩落地がいくつもあって、なかなかに危険そうというか、維持が大変そうな場所だ。
ja.wikipedia.org
67care.jp
chigaku.ed.gifu-u.ac.jp
yamaiga.com
www.us-vocal-school.com




 熊本県内の峠は、「33」中に津奈木太郎峠、「120」に清水峠、日の尾峠、阿保峠、子別峠、新道峠で、計六カ所。うち、日の尾峠と阿保峠は、四輪通行不可の道。砂川の上流域と氷川の上流域を結ぶ新道峠が興味深いな。あと、阿蘇外輪山の南側にいくつもある峠は、阿蘇氏の歴史と関連して興味がある。とはいえ、機動力ないなあ。
 そういえば、末尾のリスト、俵山峠は、山鹿ではなく、阿蘇の範疇だと思うのだが。微妙に校正が甘い?



 峠には、高山市が作った峠の資料館「野麦峠の館」がある。失われていく峠をもう一度見直そうと作られた唯一の峠の資料館だ。井出孫六の『日本百名峠』に取り上げられた峠をすべて展示しているほか、郷土の資料も公開されている。また、年1回「野麦峠の旧道を歩く会」を催しいている。峠をやるものなら、この資料館は見るに値するといえるだろう。p.59

 へえ。日本唯一の峠専門資料館。

 割とがっつり雨が降っている。ちょっと、寒い。


 しかし、読書ノートの積み残しがいっこうに減らなくて、困ったもの。ここに来て、図書館から本を借りまくっていて、読書スピードが加速しているだけに。