あけまして

 なんか、年末年始、完全に壊れモードでなろう小説を読みふけっていたけど、やっと再起動。短編とか、10話くらいの他愛もない恋愛ものが、めちゃくちゃ楽で…
 下手に簡単に読めてしまうと、際限なく時間が食われる。


 そういえば、年末に本を注文したんだけど、到着が元旦で悪いことしたなという気分。宅配便、お正月休みないのか…


 しかし、年末からある程度予想できていたとはいえ、増え始めると一気だなあ、オミクロン株。毎日5割マシくらいでガンガン増えて、あっという間に6000人超え。全国を見渡してチェックという感じではないなあ。つーか、この状況で感染者0の秋田県の検査態勢がむしろ怪しいというか。
 沖縄、山口、広島あたりで急増しているあたり、アメリカ軍が完全にセキュリティホールになっているなあ。つうか、この惨状、アメリカ軍の能力を疑わざるをえないのだが。大丈夫かメリケン。まあ、米軍がなくても、染み出ていたから、それほど結果は変わらなかったようだが。
 しかし、サードショット、本当に意味があるのかなあ。スパイクたんぱくに変異が集中しているのに、ほんとうのところどうなんだろう。


 本日の熊本の新規感染者は31人。一度出始めると、ガンガン増えていくな。一昨日には3人だったのが、24人、31人と急増。昨年末から鹿児島、沖縄、福岡に出かけていた人が感染していると言うことは、昨年末、28-30日あたりに、すでに九州内でかなり感染が広がっていたようだなあ。熊本市内でも、2-3日あたりにすでに拡散が進んでいたようだ。正月休みで旅行に行ったり、親族間で行ったり来たりしたのが、ついにドカンと見えるようになった感じか。2-3日で発症に至るのだな。
 つーか、私も28日には病院に行ってるから、安全圏じゃないなあ。ここのところ調子悪いのブレインフォッグだったりして…
 つーか、陽性率25パー前後って、ヤバいな。
 熊本市の感染者の年齢分布は10代3人、20代9人、40代1人、60代1人。若年層への傾斜が顕著だな。

今年印象に残った本2021(マンガ部門)

 今年はちょくちょく新しいシリーズを購入。Twitterに掲載されていて知った作品が多い。あとは、シリーズ完結記念が下位にまとまって。

10位 うみのとも『私を球場に連れてって! 4』

 個人的には、もう少し続いて欲しかった。
 野球バカ共の熱いシーズンが終了。際限の無い大食らいのタマ、かなりクズいレオナ、そしてそれと同レベルで戦うファル子、マスコット的野球に詳しい年下猫子とキャラのバランスが良いなあ。あと、うみのともさんのかわいいキャラが、個性をうまく中和しているというかw
 シーズンも終盤、キャッツとファルコンズの優勝争いからの久方ぶりの優勝、そして、クライマックスシリーズでは逆に鮮やかに逆転を決められてしまう展開。1シーズンというのは、ちょうど良い物語の長さだったかな。逆の煽りあいも楽しそうだけどw

9位 千葉サドルがっこうぐらし!:おたより』

 こっちも、完結記念。
 ゾンビ化を治療する方法が発見されて、人類復興が進む中で生きる学園生活部や自堕落同好会の面々のアフターストーリー。あちこち旅して回る美紀とやり取りした手紙から、描き出される生活。行政組織で活動するりーさんの淡い恋、車椅子生活の胡桃の悩み、先生になった由紀、そして、それぞれ自分の活動を行う自堕落同好会。
 あとは、途中で決別してしまった美紀と圭の決着など。つーか、幻見るキャラ多いなあ。
 傷跡は大きいけど、それぞれ歩き出している姿が印象的。

8位 得能正太郎New Game! 13』

 これも、完結記念。
 自信を失い引きこもった青葉。それに活を入れにやってくる紅葉。同い年ライバルいいなあ。そして、周りの応援を受けて、青葉は見事「フェアリーズストーリー4」のキービジュアルを射止める。
 そこからは、ちょこちょこトラブルがありつつも、無事完成。そして、数年後、ソフィーがイーグルジャンプに就職するところからのアフターストーリー。
 一昔のゲーム開発現場な世界を描写するなら、ここいらあたりが潮時なのかな。

7位 原悠衣きんいろモザイク Best Wishes.』

 これまた、完結。高校を卒業して、シノとアリスはイギリスに、綾と陽子は同棲、カレンと穂乃花は同じ大学とそれぞれ分れて生活するようになっても、変わらないと言えば変わらない一同w
 これで終わりかと思うと名残惜しい。

6位 kashmir『ぱらのま 1』

 Twitterで紹介しているのを見かけて、気になったので買った本。
 不思議系お姉ちゃんのぶらり電車旅。こんな風にふらりと旅行に行くの、楽しそうだなあ。あと、なんか異界に引き込まれそうな展開も。

5位 幌田『またぞろ 1』

 いろいろと不器用で不登校になってしまった穂波殊。出席日数不足で留年した彼女は、同じく留年した詩季、巴と同じクラスで一年生をやり直すことになる。殊さんがポンコツかわいい。
 巴に懐いている楓も含めて、四人組というのはバランスのいいキャラ配置にしやすいのかな。

4位TADD『イケメン女子と女装男子 1』

 女装に嵌まった少年が、年上のかっこいい男性にしか見えない女性にナンパされて、そのまま深い関係になっていくお話。釣り合おうと空回りする男子と、微妙に隙だらけなお姉さんの関係がいいなあ。

2位 玲。『妹の友達が何考えてるのかわからない 1』

 つゆちゃん、かわいい。
 主人公の妹の友達、つゆちゃんは無口で引っ込み思案の女の子。彼女の分かりにくいアプローチに、なにやら妹をかわいがるような感じで応じる主人公とのすれ違いラブコメ
 つゆちゃんかわいい。

1位 樋渡りん『冠さんの時計工房 3』

 時計店の店主綾子さんとお客さん、そして、お客さんの関係者が織りなす人間模様。派手さはないけど、なんかいいなあ。上位ほど、なんか、言葉が出なくなってくる…

今年印象に残った本2021(ラノベ・フィクション部門)

10位 黄波戸井ショウリ『技巧貸与のとりかえし 1』

 なろう小説から。ネット掲載を読んで気に入ったので、文庫版も購入。文庫版なら買ってみようかという気分になるんだよな。
 ユニークスキル「技巧貸与」によってSランクパーティの支援を続けてきた。しかし、直接実戦に役立つスキルではないため、他メンバーからはひどい扱いを受け、最後は、貸したスキルを取り返し、その利息でユニークスキルを差し押さえ、ダンジョンボスを撃破。旅立つ。そして、狼人と出会い、「奪われた者たちの王」となっていく。
 非常に安定した出来の作品。

9位 ざっぽん『真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました』

 前巻読み返しからの、未読部分攻略。これも、なろう小説枠か。
 ルーティーが「勇者」を離脱したため、新たな「勇者」が出現。デミス神と加護について狂信的な人物、新勇者ヴァンは、加護が求める役割に徹するのが「正しい道」と考え、ゾルタンの住民を洗脳的な方法で動員しようと図る。それに対して、レッドたちは対立する道を選ぶことになるが。最新刊はまだ読めていない。


 外伝のほうは、レッドことギデオンとルーティーが旅に出た経緯。生まれた時から勇者の加護を得ていたルーティーは恐怖を感じないことで、迫害されていた。レッドは「導き手」として最初から高レベルで、彼女を守るために奔走する。
 より強くならないといけないと、レッドは騎士団に入り経験を積む。
 そして、来たるべき時。魔王軍の襲来と辺境の村々への侵攻。レッドとルーティーは、村の人々を率いて、略奪部隊を撃破する。元々、村の人々を良く思ってなかったレッドの、内部に敵を作って排除する手法、常套手段だけどなかなか呵責無いなあ。追放後のレッドはずいぶん丸くなったな。

8位 鳥羽徹『天才王子の赤字国家再生術:そうだ、売国しよう』シリーズ

 これも、途中で止まってたシリーズを一気読み。最新刊まで撃破。
 そろそろ、物語のクライマックスが近づいている感じだなあ。結局、ウェインの望みは、ニニムをフラム人の始祖の呪縛から解放することにあるのかな。始祖の直系というのが、どういう意味を持つのだろうか。
 一方で、レベティア教側もナトラのフラム人集団が何を隠しているのかを突き止め、カルドメリアがちょっかいを出してきそうだけど。
 ウェイン自身は、妹フラーニャちゃんに王位を押し付ける気でシリジスを泳がせているのかな。

7位 笹木さくま『女神の勇者を倒すゲスな方法 1-6』

 とりあえず、ボッチ勇者のアリアンがかわいい。


 「美味しい物」を食べたい魔王モルダバイトの娘リノの要望で人間界に姿を現した魔族たち。しかし、モルダバイトは倒しても倒しても、復活してくる「勇者」に嫌気がさし、知恵者を異世界から召喚する。それが、ゲス参謀こと外山真一だった。
 彼は、相手の欲望を暴走させ、人に周知させる形で敵を失脚させていく。そして、「魔族」への憎しみをこじらせた亡霊、自称女神のエレゾニアを倒すことで、魔族の居場所を作り、ヒロイン3人と結ばれる。
 雰囲気が好き。

6位 伊都工平『モノケロスの魔杖は穿つ』

 呪的装置としての国家とか、国家を形成するための手続きみたいなギミックがすごく好みです。
 「ソキエタス・スファエラ」によって東京を占拠され、土地を動かした日本は、国家として消滅。複数の小国家に分裂していた。その一つ、ムサシの国に住んでいた立木ヒロは、ひょんな事から魔法と戦いの世界に引き込まれてしまう。あれよあれよと「荏原の新王」となり、世界の命運を賭けた戦いに巻き込まれていく。
 すべての生命の母かあ。事実上、地球そのものだよなあ。

5位 月夜涙『回復術士のやり直し:即死魔法とスキルコピーの超越ヒール』

 これ、9巻で完結かと思ってたら、まだ続くのね。どこまで続くんだろう。


 「癒やしの勇者」ケヤルは、攻撃力を持たないため虐げられていた。復讐のために機会をうかがっていた彼は、最後の最後に魔王の心臓である「賢者の石」を奪い時を遡るヒールを行い、復讐を開始する。
 正体を隠して、遊撃隊的に不意を突いて倒していく前半がいいなあ。そして、人間至上主義のジオラル王国を潰し、魔族との同盟を樹立。これ、結局、「砲の勇者」ブレットへの報復はどうなったの。まだ、苛んでる途中なのかね。だとしたら、奪還されて復活するパターンだろうけど。
 戦後処理から、新たに不審な敵が出現する。

4位 瀬尾つかさスカイ・ワールド 1-11』

 なんでか、年一程度で読み返したくなるんだよなあ。
 MMORPGスカイ・ワールド」のプレイヤーが、いきなりゲームの舞台に転移させられてしまう。訳ありで、別ルートでやって来た主人公ジュンは、クエストマニア症を発症しつつ、スカイ・ワールドをクリアするべく「蒼穹のはて」を目指す。
 終わりない冒険の世界って、いいなあ。

3位 渡瀬草一郎ソードアートオンラインオルタナティブ:クローバーズ・リグレット 1-3』

 これも、完全に再読組。
 ソードアートオンラインシリーズのシェアードワールド作品。和風VRMMO「アスカ・エンパイア」のプレイヤー、ナユタはゲーム内で初心者の老人を助けたことから、「探偵さん」と仲を深めていくことになる。同じSAO事件で人生を狂わせた者どうしとして。そして、その先に。
 主人公ナユタがいいなあ。じわじわと積極的に侵食していく手管とか。

2位 まさみティー『黒鳶の聖者 2』

 2巻は、農村とはうってかわって、海港都市セイリスを舞台に魔王との知恵比べ。複数のダンジョンを股にかけ、外に出て偽金を使ったりと自由に動き回る魔王。それに対して、シビラの知略がドンドンと追い込んでいく。
 つーか、ラセルの攻撃魔法使い放題というのはチート感がすげえなあ。ラセルの出自が物語の鍵になりそうだけど。
 聖騎士セミーちゃんがかわいいのだけど。

1位 蝸牛くもゴブリンスレイヤー』シリーズ

 これも、シリーズ最初から読み直し&積ん読撃破。
 ゴブリンに生まれ故郷を蹂躙され、それからゴブリン退治を徹底して続けてきたゴブリンスレイヤー冒険者なりたての時にゴブリン退治の依頼を受けて返り討ちに遭い、ゴブリンスレイヤーに助けられた女神官。女神官の冒険者としての成長とゴブリンスレイヤーの人間的回復という二つのテーマが交差する感じか。
 とりあえず、女神官ちゃんかわいい。
 しかし、ゴブリンスレイヤーに毒されて、壊し屋化していく神官ちゃんの行く末はいかにw

今年印象に残った本2021(一般部門)

 今年は意外と読んでない。あと、読んだけど読書ノートが間に合ってない本がたくさんあるので、選ぶのは楽だった。

10位 川田伸一郎『標本バカ』

標本バカ

標本バカ

Amazon
 国立科学博物館で哺乳類標本を集めまくっている人のエッセイ集。同じ種類でも、たくさん標本があることに意義がある。あるいは、事故死体や動物園の飼育個体の死亡、海獣の漂着など、偶然性に左右されてスケジュールが立てにくい生活。日常の中に眠る資料。動物学の歴史などなど。

9位 林千寿『家老の忠義:大名細川家存続の秘訣』

 戦国時代の私的な紐帯で組織された家臣団から、近世の公的な団体へと変わっていく過渡期、藤孝から綱利に至る5代の肥後細川家を支え続けた筆頭家老松井康之・興長父子を描いた本。軍事指揮から外交まで、なんでもござれの康之がすごいなあ。
 秀吉死後の過渡期に、細川家の没落を防ぎ、忠興・忠利の対立に際しても当主を揺るぎなく支えた松井家の存在は大きいのだな。
 ストーリーを単純にするために、だいぶ事実解釈が強く行われている感じはあるが。

8位 岸本充弘編『戦前期南氷洋捕鯨の航跡:マルハ創業者・中部家資料から』

 大洋漁業の創業者一族の家に残された1940-41年シーズンの南氷洋捕鯨船団の船団長の日誌を翻刻・解説している本。
 船団を仕立てて遠征するとなると、相当の量を取らないと赤字になってしまう。さらには、近隣には他の船団がうろちょろする。捕獲したクジラには目印を付けて流すため、見失ったり、揉めたり。鯨油が戦略物資だったり、開戦直前で燃料補給に苦労する姿などなど。

7位 今田洋三『江戸の本屋さん:近世文化史の側面』

 ずいぶん前の著作だけど、版元の変遷や読者などにも目を配った近世書物史の通史。
 上方の版元が、商業的に出版物を生産する出版業を形成。京都の学問的な本から大阪の文学的達成。一方で、ハウツウものが重要であったこと。その後の江戸での出版業の発展と上方版元の出店との競争。そして、文化プロデュース。
 読者に関しても目配りされているのがおもしろい。

6位 永田龍太『中世ヨーロッパの武術』

 残された当時の武術書などから、剣術を中心とした武術復元、紹介する本。
 鎧、特に板金鎧の防御力は圧倒的なんだなあ。それに対抗するために、武術も変化した。脇や面の隙間などを刺突する、投げ飛ばす、鈍器でぶん殴る。半身で相手に対するのと、円形に巻き取ったりするのが特徴なのかな。様々な武器が存在し、国ごとに技法が違ったり。
 レイピアのイメージも、なかなか違って興味深い。

5位 郡司芽久『キリン解剖記』

 キリンの解剖学的研究を一般向けに紹介する本。サクサク読めて、大型生物の解剖学がどういう現場かを知ることができる。
 大型動物になると国内の動物園からの献体が必要になるから、予定が立たなくなる。あるいは、輸送の都合から四肢や首を外して輸送するから、それが逆に、キリンの首の付け根の構造を明らかにするのを遅らせた。
 こうしてみると、著名な生き物でも明らかになっていないことは多いのだな。あと、内臓はともかく、筋肉の研究はあんまり注目をされないのだろうか。

4位 加藤祐三軽石:海底火山からのメッセージ』

 福徳岡ノ場から噴出した軽石の漂着騒動で、興味を持った本。
 1924年西表海底火山噴火と噴出軽石のエピソード、1986年福徳岡ノ場噴火とその軽石のエピソードなど。大量の軽石漂着というのは、しばしばある事件なのだな。
 どうやって研究するのかと思ったら、比重とか、成分とか、いろいろと手がかりがあるのだなあ。

3位 日下雅義『平野が語る日本史』

 表層地質や微地形、史料、考古学の発掘成果をあわせて、歴史時代の平野の変動を検証している本。今、大都市になってるところも1000年前には海底だったところが多いんだよなあ。1000年程度で激変していることが学べる。
 古代の段階で、段丘開発でけっこう大きな水路開発が行われているとか、河川が流路を変えながら平野を埋めていく痕跡、あふれる水にどう対抗しているかなどなど。

2位 川田伸一郎『アラン・オーストンの標本ラベル:幕末から明治、海を渡ったニッポンの動物たち』

 明治時代、商社員として来日し、かたわらで生物標本の採集者を雇って、採集、各地の博物館や収集家に売っていたアラン・オーストンの足跡と、どこでどんなものを採集したのか。日本や英米などの大博物館に残る標本のラベルなどを手がかりに追いかける。もっと小規模に似たようなことをやったことがあるけど、このクラスの人になるとそれなりの追っかけられるのだな。英米の自然史系博物館では、関連資料として、手紙などの文書がきっちり保管されているのがうらやましいところ。
 

1位 田中創『ローマ史再考:なぜ「首都」コンスタンティノープルが生まれたのか』

 コンスタンティノープルの成長とともに、ローマにしがみつかない帝国統治システムが整備されていって、帝国が変貌していくお話。コンスタンティヌス朝ウァレンティニアヌス朝の時代には、複数の皇帝による分割統治が行われ、皇帝たちは直轄軍を率いて各地を移動していた。逆に、各地を移動することで、帝国各地の都市と縁を結ぶことができた。
 しかし、テオドシウス朝以降になると、元老院儀礼の整備によって、コンスタンティノープルが利害調整の場として機能するようになる。
 一方で、ローマは前線から外れた場であったため、元老院議員とガリアの貴族、北イタリアの宮廷や軍団が連携する場が作られず、短期間で分解してしまうことになった。

時間が

 なんか、なろうで5ページくらいの小説を次々読んでると、面白いように時間が無くなるな。いろいろとあかん…


 本日の全国の新規コロナ感染者は437人。年末で事務処理機能が下がっていてこの数字なのが頭痛いな。昨日の500人超えに続いて。というか、入管での検出が0というのが、さすがに怪しい。これで検疫で100人ほど出ていたら、500超えだよなあ。
 つーか、もはや全国に広がっているのは間違いないと思うが、現状、感染者が出ていない県は、むしろ検査をサボっているとしか思えないな。
 あとは、沖縄の50人というのがショッキング。新潟、長野の急増も気になるところ。
 つーか、これ、正月の帰省で全国に一気に広がるだろうなあ。
 熊本は今日も感染者0だけど、明らかに検査が足りていないだろう。



 どこが「ただの風邪」か。本当に厄介だなあ。結局、あのSARSの眷属だしな。



 厚生労働省PCR嫌いはどうにかならないかなあ。

病院

 そう言えば、今シーズンはじめて、モズが庭に来ているのを目撃。すでになんどか来ているらしいけど。で、洗濯物にフンを落として去った。


 本日は今年最後の外出。こっから2ヶ月程度、外出は最小限に抑える予定。オミクロン怖い。とりあえず、病院で検査の結果を聞いて、生活物資の補給。
 うーむ、いろいろと数値が悪い。お菓子は本気で控えるしかないのか、とほほ。


 本日も、熊本の新規コロナ感染者は0。もう、オミクロンが入っていてもおかしくないと思うが、そもそも検査態勢が貧弱なんだよな。昨日などは、行政検査が4件とか。
 全国の新規感染者は、387人。思ったより増加率が低いかなあというレベル。相変わらず、2割程度が海外からの入国者か。東京46人、大阪51人というのが終わり感強いなあ。群馬20人、栃木23人も、オミクロンだろうな。むしろ、茨城が0人というのが不審でしかない。
 九州も、だんだんと拡散している状況。全部の県で感染者が急増するのは、あと何日か。
 北海道20人、愛知11人、石川14人、京都19人、島根7人、沖縄29人あたりが目立つか。沖縄はもっとガンガン増えて不思議ではないと思うが、対策ブレーンがああだとなあ。



 おー、かっこいい。しかし、本気で海が荒れてるときとか、無茶苦茶傾いてる時に、想定通り使えるのかなあ。

ここしばらくで読んだなろう小説

『逆行した悪役令嬢は、なぜか魔力を失ったので深窓の令嬢になります』

https://ncode.syosetu.com/n9460fv/
 とりあえず、第一部読了。
 断罪され、修道院に追放された悪役令嬢は、移動途中で賊に襲われ殺されてしまう。最後まで付いてきてくれた侍女や御者を死なせてしまったことを悔やみながら。しかし、気がつくと、3年前、学園入学直前に逆行してしまっていた。しかも、魔力を失って、まともに歩くのも難しい体になってしまう。
 しかし、それは贖罪のための救いだと、自らの視野を広げようと決意するラシェル。魔力を失った婚約者は用済みだろうと、婚約の解消を申し出ようとするが、なぜか王太子のほうが興味を持って近づいてきて…
 とりあえず、車椅子の病弱令嬢とかツボですね。比較的はやく、闇の精霊と契約して日常生活は可能になって、転地療養とか、学校に行ったりするようになるが。
 やり直しの人生で、視野を広げ、よりよき者になろうと努力するラシェル。それを見ていて、惹かれていく王太子。二人は恋仲になっていく。しかし、魔力喪失や不思議な行動を取る「聖女」といった障害によって、王命で婚約解消を命じられてしまう。恋仲の二人は、互いを離さないために奮闘を続ける。ラシェルは、魔力を失った原因を求めて、かつて命を失った場所へ赴くが。
 いや、王太子にのぼせ上がって聖女の毒殺まで謀った悪役令嬢が、完全に聖女にクラスチェンジという落差がすごいなあ。とりあえず、魔力を取り戻して、王太子との婚約は確実なモノにできたけど、いろいろと残されているなあ。そもそも、「闇の精霊王」に生き返らせてもらう代償は、なんなのだろうか。「私をあげる」と言ってしまってるわけで、王太子とラシェルの恋路は、まだまだ山あり谷ありっぽいなあ。隣国から闇の精霊が退いた理由も気になるところだし。そういえば、前世で殺害された経緯も謎なのか。
 とはえい、二部は更新が時間かかってるから、ゆっくり読むかなあ。

『婚約破棄のはなし ~後の祭り~』

https://ncode.syosetu.com/n2081gq/
 見かけはめちゃくちゃ儚げだけど、与えられた加護が「怪力」で普通に強いというギャップがいいなあ。
 幼なじみと思い合い、婚約の寸前まで行っていた子爵令嬢クリスティーナ。しかし、王家からの横槍で第二王子の婚約者にされてしまう。第二王子に真面目に向き合おうとするクリスティーナだが、「成人の儀」前日のパーティで、刺繍の不出来を理由に婚約を破棄されてしまう。
 国外追放を命じられたクリスティーナに対して、幼なじみが隣国で一緒に暮らすことを提案してきて。
 実は、クリスティーナは秘密にしてきたが「神の愛し子」であり、刺繍が下手なのも力の制御が難しいからであった。パーティの翌日、それが発表されて、王家は慌てて彼女を取り戻そうとするが、時すでに遅し。
 第二王子とその両親は立場を失うことになる。見事なざまぁ展開。

『もう疲れました:優しさの裏側』

https://ncode.syosetu.com/n9191hi/
 二度裏切られ、傷ついた令嬢が、裏表のないやさしさを受けて癒やされるお話。
 裏切った男たちが、どっちもなんというか。まあ、世界が広がったときに、どっちにのめり込んでしまうのはしょうがないだろうけど、別のことイチャイチャするのはアウトだわな。つーか、略奪愛を狙ったアランのほうがアレだよなあ。

『罠にはまって仮の側妃になったエルフです。王宮で何故かズタボロの孫(王子)を拾いました。』

https://ncode.syosetu.com/n3985hj/
 騙されて借金まみれにされ、破産者の腕輪で王都から離れられなくされたエルフのサンドラは、王の側室にてしまった。しかし、出身の村の人々にかけられた、意に染まない接触をはじく結界で手籠めにできない彼女は、王宮の居候状態になる。
 いつの間にか、義理の娘、孫を大量に養う肝っ玉母ちゃん状態になってるのが楽しい。
 そして、最後は、幼い頃から育ててきた子にガッツリ心を奪われてしまう。
 義理の息子の嫁が、お姉様と寄ってくるのが楽しい。最初のエピソードと矛盾しているような気がするが…

『それは業務外です、旦那様』

https://ncode.syosetu.com/n2600hj/
 メイドのレイラは、雇い主から臨時にパーティのパートナーになるように頼まれる。それは業務外だと断るが、いろいろとおまけで承諾することに。
 コメディで、いいとこのお嬢さんだけど自由人なヒロインかと思ったら、後半明かされる過去がなかなかきつい境遇だった。男に言い寄られて、襲われかけ、見せしめ的な純潔裁判にかけられる。それは、晴らすことができたが、家から勘当。さらに、地元で仕事が得られず、首都に移動。そこで行き倒れてしまう。
 つーか、最初から守られていたのだな。

『親友に婚約者を奪われた侯爵令嬢は、辺境の地で愛を語る』

https://ncode.syosetu.com/n6570hi/
 話の筋としては、婚約破棄の後、アプローチしてきた彼に焦らされまくった話なんだけど、不安になりつつ待ち、疲れ果てたところで一発逆転と意外と面白く読める。
 婚約者と親友が一目惚れでくっついてしまって、泣く泣く初恋を諦めたヒロイン。そこに、婚約者の親友、騎士ロベルトがアプローチして、片想いだった婚約者を振り切ることができた。
 しかし、元親友は悪い噂を流しまくるは、肝心のロベルトとの文通も滞り気味。疲れ果てたヒロインは、婚約を申し込んできた辺境伯の申し入れを受け入れる。
 実は、それは、公爵の三男とはいえ、爵位を受け継げないロベルトが、ヒロインとの身分差を埋める最終手段だった。試練の末に、愛する人と一緒になれてめでたしめでたし。

『やってもいない王子殺しの罪で私が処刑? 関係者の皆様、地獄に落ちて後悔してください』

https://ncode.syosetu.com/n1048hj/
 パーティの会場で第三王子が殺害、主人公ルーシーは、妹に殺害しているところを目撃したとやっても居ないことを言い立てられ、冤罪で処刑されてしまう。しかし、彼女が犯人であるということに疑いを持った第一王子に、火炙りの現場ですり替えられて、生き延びる。
 そして、密かに犯人捜しをすることに…
 まあ、死刑になる事が分かっていて、ウソの証言していたら普通に殺人行為だよなあ。

『婚約破棄から始まる悪役令嬢の監獄スローライフ

https://ncode.syosetu.com/n5577es/
 深夜テンションで一気読みしてしまった。なかなかおバカなコメディ。これで国が立ちゆくのだろうかw
 サイコパス系な公爵令嬢のレイチェルは、馬鹿王子がパーティの場で婚約破棄を企んでいる情報を事前に掴み、地下牢にあらかじめ物資を運び込んで、王妃教育をサボっての自堕落生活を目論む。
 予想通りに地下牢に放り込まれた彼女は、内側から施錠して、籠城、持ち込んだ物資で優雅な休暇生活を楽しむ。一方、レイチェルに吠え面をかかせたい王子は、彼女の嫌がらせや嫌がらせへの反撃から、逆に追い詰められていく。
 国王夫妻も、親の公爵夫妻も、宮廷の連中も、レイチェルとの関わり合いを避けて遠巻きにしているのがおもしろい。そして、最強は王妃教育を担当する先生二人だったw