今更カナダから輸入?米国のインフルエンザ対策事情

あまりにお粗末な対応。
アメリカは感染症対策先進国だと思っていたんだが。

今年9月13日に、カイロン社(米のワクチン開発大手)は、イギリス・リバプール工場で未解決の汚染問題について報告しており、英国政府も別の製造業者を手配して追加補充に備えていた。一方で、ブッシュ政権は、全てのワクチンが売り切れるまで対策を怠っていたのである。それ以前にもブッシュ政権は、将来発生するワクチン不足に関して、会計検査院が提出した2件の報告を無視している。

完全に職務怠慢だと思うんだが。

AP通信によると「軍基地ではすでにアフガニスタンイラクでの戦時要求に緊張しきっているが、国家を護る兵士たちはインフルエンザへの備えすらできていない。」通常なら「ルジューン基地の海軍病院には5万から6万ダースのインフルエンザ・ワクチンを保有している」が、今年は、基地には1ダースのワクチンも入荷していない。戦時において、これは極めて危険な状態である:海軍の特殊部隊はいつ何時でも出動できるように準備されているが、インフルエンザについては、国防総省が必要とするワクチンを入手する手段を決定するまで予防接種ができない。「インフルエンザ流行地域に派遣された場合、準備面で問題が残る」ルジューンの地域病院理事長ジョージ・レイノルズは話している。

今年、変異株が出現したらスペイン風邪の再来になりかねない。
スペイン風邪アメリカで流行が始まり、第一次世界大戦による兵員の移動で世界に広がったんだよな。