北陸地方整備局災害対策本部情報(第12号)一部転載

北陸地方整備局災害対策本部情報(第12号)
             平成16年10月25日19時00分現在


1.北陸地方整備局災害対策本部防災状況
国土交通省北陸地方整備局は、10月23日18時00分に災害対策本部を設置した。
現在、非常体制を継続中である。


2.北陸地方整備局 所管施設関係被害 総括情報
【道路関係】
国道8号、17号、116号の被災箇所19箇所について復旧作業実施し、現在までに8箇所を復旧。
国道17号で4箇所の全面通行止(迂回路あり)。
国道8号で2箇所の片側交互通行、国道8・17号で3箇所の車線減少などの規制。
・その他の国道や地方道で112箇所が全面通行止。


【河川関係】
信濃川堤防
 長岡市三俵野町(右岸29.1k)で裏法崩れ(延長150m、天端幅7mのうち4mが崩壊)の応急復旧のため、盛土工、シート張工を実施、本日中に完了予定。
信濃川本川(30k妙見堰)
 今後操作不能となる可能性があるため、7番ゲートを除き(長岡市上水道の取水水位維持のため)、全開としている。

 なお、妙見堰管理支所の通信用鉄塔(高さ28.2m)が転倒する恐れが生じていることが判明したので、長岡市とともに近隣住民の方々に事情を説明し、住民の方々に自主避難していただいた。
信濃川下流(大河津分水洗堰より下流)の右岸49k(中之島町西野新田)で1ヵ所低水護岸天端に亀裂が発見されたが、本日16時30分応急復旧完了。
・上記以外にも雨水や水位の上昇により提体が深刻な事態になる可能性が高い箇所など、特に緊急性の高い7箇所について、直ちに応急復旧を着手あるいは着手予定。
それ以外の箇所についても引き続き詳細に調査を実施し、早期復旧に向けて工法を検討中。


【その他】
北陸地方整備局では、被災箇所に照明車、排水ポンプ車等の災害対策機械を派遣中。




【道路関係】
直轄国道
全面通行止4箇所
国道17号(川口町天納263.5kp) 道路崩落(JRを含む)延長60-80m 23日18:45から全面通行不可(緊急車両、地先交通のみ可)
国道17号長岡市妙見町〜小千谷市三仏生269.0kp) 小千谷バイパス(越の大橋〜小千谷大橋間)路面に割れ目・陥没 23日20:20から全面通行不可
国道17号(川口町和南津トンネル257.0kp) トンネル内のコンクリート剥離(崩落)、和南津大橋に段差 23日19:00から全面通行不可(24日15:20から和南津大橋で1車線のみ通行可)
国道17号小千谷市道の駅「ちぢみの里おぢや」付近265.2kp〜川口町牛ヶ島262.5kp) 路面段差(30cm)のり面に亀裂 23日23:25から全面通行不可


片側交互通行2箇所
国道8号長岡市宮本69.0kp) 観音橋のジョイント部の隆起、路面陥没(10cm) 25日4:30から片側交互通行可
国道8号長岡市宮本69.1kp) 宮元橋で段差(15cm) 25日0:45から片側交互通行可


北陸地方整備局災害対策本部情報(第12号)(PDF文書)から