スギヒラタケ関連の情報

昨年までにも脳症9例 スギヒラタケで研究班会議

 静岡大の河岸洋和教授は、実験でマウスの腹内に抽出液を投与したら死んだと報告。「人間なら10キロ食べたのに相当する量で、致死性がみられた。毒性物質を突き止めたい」と話した。

 一方、高崎健康福祉大の江口文陽教授は健康なマウスと腎不全状態のラットに口から摂取させたが、毒性や異常行動はみられなかった、との実験結果を報告した。

結果が分かれた。
急性脳症問題で厚労省研究班が初会合
スギヒラタケ、毒性ない動物実験結果も…研究班初会合

高崎健康福祉大の江口文陽教授(健康栄養学科)は、群馬県や長野県などから採取したスギヒラタケからエキスを抽出し、健康なマウスに投与したが、変化はなかった。また、腎機能を低下させたラットにエキスを投与したり、キノコそのものを食べさせたが、発症しなかった。群馬、長野両県は、これまで患者の発生が報告されていない。

 江口教授は「成育条件でキノコの成分が変化し、毒性の有無につながっている可能性がある」と指摘している。研究班では今後、患者の特徴をさらに調べるとともに、食品分析などの手法で、原因の解明を目指す。

産経よりこちらの情報のほうが正確のようだ。地域によって成分が違う可能性があるというのは興味深い結果。