「反対の声が少ないのは、受け入れられている証拠」と業界が思っているうちに、いつのまにか客が消え去っている――日本とはそういう市場だ。このことは重い教訓として記憶されるべきだろう。
日本の裁判制度では3000円のCDで裁判起こしても、損するだけだからなあ。
ネット上での反発の強さを考えれば、レコード会社にもこうなることは予測できたはずなんだけど。
法的側面の解説も興味深い。
本当に法律が技術に追いついていない。
アクセスコントロールの無効化が法的に違反で無いなら、CDやDVDをレンタルしてきて、自分用にコピーすることは違反では無いのだろうか。
――CDSがアクセスコントロールだとすると、CCCDのコピーは著作権法違反にならないのではありませんか?
「CSSはコピーはできるが(暗号化されているので)再生できないというもの。逆にCDSは外さなければ再生できないし、コピーもできない。つまり、アクセスをコントロールすることでコピーもコントロールしているとも言えます」
――コピーコントロール保護の名目でアクセスコントロール保護も認めてしまうと、著作権法でアクセス権を事実上認めることにつながると思いますが。
「CDSを外してパソコンで音楽を再生するだけなら著作権法上は問題ないはず。アクセス権を保護しているわけではありません。でもその後にコピーしたら問題といえるのではないでしょうか」
正直、文化庁の言い分はデタラメというか、理屈になっていないと思う。