夕日を見つめるサルというのもある。これも、日本の研究者の観察ですけれど、あるチンパンジーの群のなかに、決まって夕暮れ時になると群から姿を消す個体がいた。
どこで、何をしているのか。研究者がつけていくと、そのチンパンジーは崖の端まで出かけていって、そこからサバンナの地平線に沈んでゆく太陽をじっと見つめているんだって。
ぐーっと沈んでいくでっかい太陽を、身じろぎもせず…何を想っているのだろう。感動しませんか。
夕日を見つめるチンパンジー…。
なんかこのシーン、えらく心揺さぶられるな。なんというか、すごい絵になる情景だと思う。
チンパンジーにもそんなレベルの情動があるんだ。