OTAKU展、その後の難題(カトゆー家断絶さんから)

takekuma.cocolog-nifty.com
(昨日書いたのを書き直し)
展示品の引き取り先が見つからないとのこと。
この手の娯楽文化・消費文化の産物は、時代が変わると跡形もなく消えてしまうことが多いので、一括して残しておくのは必要なことだと思う。100年後くらいにとんでもなく貴重なものになっている可能性は結構高いのでは。
ヨーロッパ近代初期の民衆本や江戸時代に一般民衆が読んでいた読本の類のように、読み捨てられて、残っていない。どうように価値が認められにくいオタクグッズの類も意識して残さなければ、全く消えてしまう可能性が高い。
コミッショナー森川嘉一郎氏の作品という側面もあるので、この点からも一括して残したほうがいいだろう。
散逸や海外流出も一つの末路としてありだが、できれば国内で、一括して遺してもらいたい。


いろいろな大学、博物館、美術館に掛け合っているそうだが、なかなか受け入れてもらえないそうな。
熊本市にも熊本市立現代美術館があるが、熊本県人の意識の低さを考えると無理そうだなあ。収蔵庫も狭そうだし。
他には、シガアニュアルで1999年に「現代空想絵師展」を開いた滋賀県立近代美術館とか。多少は理解がありそうな気がする。
ハコ物施設はいくらでもありそうだが、十分な収蔵スペースを持ったところは少なそう。


コメントでプランゲ文庫の話が例えとして出ているが、うまい例えだ。
確かに将来そのような価値をもつ可能性が高い。