【山形浩生】「ウェブ図書館」縮小のてんまつ――国立国会図書館の路線変更を読む(カトゆー家断絶さんから)

http://it.nikkei.co.jp/trend/column/opinion.aspx?i=20050720gc000gc

国立国会図書館に寄せられた各種意見を見て、ぼくは結構暗澹たる気分になった。「国がコストをかけて保存する価値のある『文化財』がどの程度存在するか必ずしも明らかでない」なんて意見が出ている。もちろん明らかではないけれど、でも過去の「文化」の出自を見てごらん。

 文化というのは、何か固定した基準があるものじゃない。むしろ文化というのは、それまで価値がなかったところに価値を見いだすプロセスなのだ。

ここのところはまさにその通りだと思った。