少女小説側(作家側)から見たライトノベル観(カトゆー家断絶さんから)

http://d.hatena.ne.jp/CAX/20050823/lightnovelとうぜん、コバルトやティーンズハートなんかはライトノベルのくくりの中に入ると思っていた。
まあ、「少女向け」ライトノベルには、ボーイズラブという免疫がない人間には生きていけない土地があるので、なかなか進出しにくいという事情があるのでは。


マリ見てや皆川ゆか作品など作品単位では「少女向け」ラノベを読むことに抵抗がなくても、「少女向け」ライトノベルの棚で本を探すのは抵抗がある。
あと、『ドラゴンマガジン』と『コバルト』を読み比べると、小説に歴然とした違いがある。なんというか、「少女向け」レーベルには、ものすごく様式美が重視されるような所があるように感じる。
「少年向け」では比較的早くファンタジーが衰退したのに対し、「少女向け」ではいまだに大量のファンタジーが書かれている。
そのあたりの差異を考えると、別カテゴリーとして、新しい名前を考えるのもありかも。