実際のところマンションの品質はどうなの?

天漢日乗さんのところや2ちゃんねるのスレッドを読んでいて、「氷山の一角」という見方しか出てこない。ここ数年、欠陥住宅だの手抜き工事だの、建設業界は悪い話しかでてこないし、さもありなんという感じだが、実際はどうなのよ?、というところでググッてみた。
以下、めぼしい記事。

この3つの時期と並んで注意しなくてはならないのが、1998年ころから始まった「現在のマンションブーム」です。バブル期に比べて約70%にまで低下した建設費や、短すぎる工期、優秀な技能者の不足、現場代理人のかけ持ちなど不十分なチェック体制が、欠陥マンションを生み出すもとになるのではないかとして警戒されているのです。
(中略)
理小説の世界では、「事件の陰に女あり」といわれます。マンションの世界では、またぞろ「ブームの陰に欠陥あり」を繰り返そうとしているのでしょうか。

「姉歯建築設計事務所」問題について
 マンションの隠れた欠陥

マンションは需要ありきではなく、キチンとした供給ありき
 27 悪循環のスパイラル、その先に
 23 ミスをごまかすゆとりなきマンション


このあたりを見ても、マンション業界全体が相当ひどい状況のようだ。過当競争による無理な開発が多い模様。
マンションの品質の平均値は相当下がっているのではないだろうか。現在、新築のマンションを購入するという行為はリスクがあまりにも高くなっている。


構造に欠陥があるマンションをつかまされないようにするのは、やはり難しいようだ。
正しいマンションの買い方教本というサイトは、マンションの買い方についてかなり詳しく語っているが、躯体の良し悪しについては、あまり詳しくない。
躯体については、『「変えられないところ」としての躯体』という節が設けられているが、

現実は、皆さんも、また、営業マン・ウーマンもよくわからないままマンションを売り買いしているということです。

こんなふうにが書かれている。営業の立場からはこの程度のことしか言えない。すなわち、営業の人は、この点についてはあてにならないということだ。

現在(2002(平成14)年2月)、皆さんにできることは、キチンとした躯体を作っていそうな、デベロッパー、ゼネコンのマンションを選ぶということです。悪い躯体であるマンションを買う確率をいかに下げるかということです。前述のように、実際に確認して100%の確証で購入することは極めて困難ですので、せめて、できることをやって、失敗の確率を下げましょうということです。

大手でも本当に信頼できる工事をやっているか怪しい昨今、この方法では全くあてにならない。
素人にはほとんど手の施しようがないのではないだろうか。

工事のし易い形をしているマンションかどうか確認する方法があります。雁行していたり、吹き抜けがあったり、アール(円弧)のある躯体だったりするような工事のし難いものは避けた方が安心です。

具体的なアドバイスは、ここの部分程度のようだ。