北朝鮮核兵器実験

北朝鮮の核実験。今すぐどうこうという問題ではないが、気分が悪い話。
今後の動向の注目点。

  1. 北朝鮮の中国への通告の具体的内容。
  2. 核兵器の実験が成功したのか、失敗したのか。本当に核実験なのか。
  3. 中国の今後の対処。北朝鮮への援助はどうなるか。
  4. 国連安保理・国際社会の動向。足並みを揃えた対応が可能かどうか。特に中国の拒否権。

特に、どうも爆発の規模が相当小さいのが気になる。結局、爆縮の技術が相当低い=兵器になりえないという可能性がありうる。


北朝鮮への制裁としては、朝鮮総連と本国の連絡を完全に断つのが一番効果的ではないだろうか。


以下、新聞記事から
核爆発「広島型原爆の数分の1」…東大地震研が分析

北朝鮮が地下核実験を実施したとされる時刻の後、各地で観測された地震波から推定した爆発の規模(マグニチュード=M)には、かなりばらつきがあり、韓国ではM3・58〜3・7、米国ではM4・2、日本ではM5・1という計算結果もある。

 それぞれの推計値をエネルギーに換算すると、100倍以上の開きがあるため、現時点での特定は難しいが、その威力は広島や長崎の原爆の15〜20キロ・トンに比べ、かなり小さいと見られている。

 東大地震研究所の阿部勝征教授は「過去の米国や旧ソ連での核実験のマグニチュードから類推すると、今回の実験は広島型原爆の数分の1、0・5〜3キロ・トンと推測される」との見方を示した。一方、「実験をした坑道の空間が大きかった場合、エネルギーが吸収され、マグニチュードが低めに出ることもある」との専門家の見方もある。

いくらなんでも最初から小型核兵器を作る技術があるとは思えない。失敗の可能性はけっこう高いだろう。


北朝鮮、核実験成功と発表

韓国政府は北朝鮮北東部の咸鏡北道(ハンギョンプクド)花台郡(ファデグン)でM3.58―3・70規模の地震波を探知。韓国地質資源研究院によると、爆発はTNT火薬換算で500―800トン規模という。

最初聞いたとき、少な!と声を上げてしまった。
北朝鮮の最大の支援国・中国、核実験で厳しい立場に

 支援の削減も北朝鮮の経済状態のさらなる悪化を招きかねないため、中国としてはできることなら避けたい選択肢だ。国際社会と北朝鮮の板挟みの状態に陥った中国は、いずれにせよ「苦渋の選択」(外交筋)を迫られそうだ。

北朝鮮を当面、中国の保護下に置けばいいのに。