日本のバミューダ・トライアングル?

幻想諸島航海記:明神礁

日本の沿岸にもこの「魔の渦巻」〔vile vortex. バミューダ・トライアングルなどの、謎の失踪事件が多発する(とされる)地帯のこと〕の一つがあることは昔から知られている。これは「魔の海」と呼ばれ、数百年もの間、腕の悪い船頭のあやつる小さな釣り舟を沈めてきた。一九五〇年から五四年の間には、大型の沿岸貨物船が九隻も消息を絶った。日本の当局は警戒を強め一九五五年〔原文のママ〕、この海域を調査するために急遽、測量船第五海洋丸に科学者チームを派遣した。しかし、第五海洋丸とこれに乗り組んだ科学者や乗組員も、説明のつかない状況で消息を絶ち、世間を震撼させたのである。その結果、日本政府は公式にこの海域を危険区域に指定した。(オービス・パブリッシング/矢追純一[監訳・編]『世界の超常現象ファイル 失われた世界への旅』(同朋社出版 1996), p.187)

アメリカの怪奇現象研究家がいい加減な情報で、でっち上げてしまったと言う話なのだが。
このページを上から読んでいって、この部分にたどり着くと、あまりのトンチンカンぶりが笑える。


上記のページがある望夢楼さんは、疑似科学などトンデモを扱ったサイト。
今読んでいる最中だが、地図から消えた島や存在が不確実な島を扱った「第二研究室:幻想諸島航海記」が面白い。
中ノ鳥島なんかクトゥルフ神話に出てきそうな感じだし(というか「クトゥルー神話ダークナビゲーション」の小説に出てたな)。