「限界集落」という言葉を知っていますか?

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コメントが非常に興味深い。
私自身は、人が歴史的に形成してきた集落・地域社会を、切り捨ててしまうのは社会の尊厳(とでも言うべきもの)が損なわれると思う。「美しい国」にふさわしくないとでも言おうか。
限界集落の問題では、どのように生計を維持できるようにするかが大きいが、それが難しい。
前近代には、多様な産物が外部に売却され、非常に多数の住民を養っていた。それが、工業化・近代化の進展にともなって需要がなくなった。山地の産物(燃料・木製品)は、石油化学製品にとって代わられてしまった。では、その代わりに何を売るかが問題なのだろう。
あと、木材生産に関しては、戦後の植林推進政策、これによって多様な環境が、材木生産用の森林に画一化されてしまったのではないかと思っている。あと、外材に押されると言う点では、先輩のヨーロッパの経験に学ぶところがあるのではいか。