友桐夏『楽園バイオリン:クラシックノート』

久方ぶりの新刊。ガールズレビューシリーズと世界を共有した作品。
終盤で、一気に裏で何が展開していたかが種明かしされて、びっくり。こういう風につながっていたのか。
絵師が変わったので、完全に別シリーズになったのかと思ったら、どうもスケジュールが合わなかっただけのようだ。
あとがきで、バロック的な作品が書けたらいいと書いてあったが、どちらかというとこの作者の作品は新古典主義的なイメージだと思う。