今そこにいる英雄

http://d.hatena.ne.jp/Mr_Rancelot/20070521/p1非常に同感。このようなグレーな感覚が、公的な場ではなんか2色に塗りつぶされてしまうのだよなあ…

既存の左翼が凋落するのに合わせて、そのアンチの魅力も僕には及ばなくなっている。


三つ子の魂百までというか、80年代から90年代にあっては意義のあったこうしたアンチとしての「本質を突く」言論も、安倍晋三が政権をとったように、いざセンターに押し出されてみれば、当事者意識に欠けるものに僕には思われ、にもかかわらずなおも同じ歌を歌う老人たちにいささか辟易としている次第だ。


今、社会党保守本流が見る影もなく落ちぶれ、批判に対して訴訟で応じるような人たちが官邸にいる中、銃を構えるにあたって、発射の引き金を引く抵抗がほとんど無になっていいのかどうか、躊躇せずにはいられない。

90年代半ばには、私は改憲派であり、「新しい教科書をつくる会」にも一定の共感があったのに、10年経ってみると憲法改定反対で、「新しい教科書をつくる会」がえらくキモくなっているのに愕然とする状態になっている。