行政はアキバをどうしたいのか――「前例のない街」に挑む千代田区 (1/2)(情報元:カトゆー家断絶さん)

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アキバの駅前開発で忘れてはならないのは、街区や道路によって所有者や開発時期がバラバラで進められてきたこと。一元的に開発が進む通常の都市再開発から考えると、かなりレアケースなのだ。千代田区も「前例がない」と語る特殊な開発事業は、思惑通りに進んでいるのだろうか。

こういう所を中央集権的に管理すると、一気に活力がなくなりそうだけど。
場所によりけりだけど、管理したがるのは都市計画家の悪癖だと思う。

――再開発地区は商業との複合エリアや住居など、いろいろ決めていると思います。街の方向性がつく半面、街の柔軟性が失われるという心配もあります。

山口氏 そうですね。ただ、これは勘違いされやすい問題です。行政としてはアキバという街は多様な用途を想定してます。しかし、用途を掲げながらも、街の機能そのものを行政で制限するということではありません。たとえば、商店エリアであれば、実際に入るお店は飲食だろうが物販だろうが規制はしない。住居地域に工場を造るような無茶はさせないという程度のものです。

――ただ、たとえばサブカル系のショップは安いテナントじゃないと入店できないという問題もありますよね。

山口氏 地代の調整というのは、行政のほうでどうにかできるものではありません。

このあたりを読むと、従来のアキバの環境に必ずしも好意的でない印象をうける。少なくとも、積極的に支援していく方向ではないな。