アラブ女性自立の芽:ヨルダン南部JICAが支援(朝日07/9/19)

アラブ女性自立の芽に全文掲載。
 JICAが家族計画と小額融資を組み合わせた支援で、女性の地位向上をめざした支援活動に成果を挙げているという話。自然に、人々を説得し、感覚を変えていくやり方は、良いのではないかと。
 JICAから支援をうけた「ヨルダン・ハーシム人間開発基金」の小額融資で、ヤギを飼い、それによって収入を得るようになり、それにともなって女性の地位も向上しつつあるそうな。

このあたりでは男性が家を訪ねると夫だけが応対し、妻は姿を見せないのが普通だ。ナジャフさんが夫と対等に話しをするのは印象的だった。

妻の変化についてサーレフさんは「女たちが家の中で無駄話をするより100倍いい」と冗談ぽく答えた。

だが女性たちは収入を得るようになり、目に見えて成果が上がると、男たちや地域の見る目も変った。地域が限られた試みだが、「成功例」として地元テレビでも紹介された。

このあたりが現金な話で、ちょっと笑った。
 あと、

日本にとても好感を持っていることに助けられた。「欧米が家族計画と言ったら、とても受け入れられない」と言われた。

このあたりも興味深い。確かに欧米がやると宗教やらなんやらが絡んで難しいのだろう。教条的に押し付けそうだし。