コンクリートの非破壊検査法の一つテストハンマー法の信頼性について。新型転換炉「ふげん」で、テストハンマー法による推定値と実測値が大きく食い違っていたそうだ。
名城大の谷川恭雄教授によれば、コンクリの反発度から強度を計算する式を適切に選ばなければ、実際の強度とかけ離れた数値が出てくることになるそうだ。
オフィスビルの建て替えなどの強度測定でこれを悪用して、式を使い分けるようなことさえおきてる
ということもある模様。
河野広隆京大教授によれば、
テストハンマー試験はあくまでスクリーニング用。これで異常な値が出たらより精密な検査をする、その目安として使うものだ。原理的にどうしても値にばらつきが生じるので、値そのものを重視するのは正しい使い方ではない
そうだ。