2007年のライトノベルベスト9

数が中途半端だが、これは読んだ冊数が40に届かない程度のため。もうほとんど以前から追っかけているシリーズをフォローするので精いっぱい。シリーズを一つにまとめたら、タイトル数が半減するし。

DDD 2 (講談社BOX)

DDD 2 (講談社BOX)

途中のスポコン的展開の衝撃も含めて。

  • 2位 伊都工平『モノケロスの魔杖は穿つ3』

モノケロスの魔杖は穿つ〈3〉 (MF文庫J)

モノケロスの魔杖は穿つ〈3〉 (MF文庫J)

ラストの衝撃的展開が印象に残っている。遅れずに読んでいるシリーズでは、一番好きなシリーズ。
ちなみに4巻はまだ手をつけていないので情報封止中。

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

人類は衰退しました (ガガガ文庫)

待望の田中ロミオライトノベルデビュー作。なんというか、不思議と言うべきか、風刺が効いていると言うべきか、変な読後感の本。ある意味、すごくらしい。

今年一気に6冊出た、『オイレンシュピーゲル』『スプライトシュピーゲル』シリーズから、一番印象に残った本作を。シリーズどれも粒ぞろい。特に2巻は複雑な筋で、かつ2つのシリーズが別々の側面から扱っているのが、すごいと思った。

神無き世界の英雄伝 (電撃文庫)

神無き世界の英雄伝 (電撃文庫)

新人で読んだのは本作と『太陽戦士サンササン』だけ。選んだのはこちら。
劣化銀英伝といえばそうだが、なかなか読める。

アスラクライン〈7〉凍えて眠れ (電撃文庫)

アスラクライン〈7〉凍えて眠れ (電撃文庫)

シリーズ全体の評価。ネット上の評判はあまり聞かないが、個人的にはなかなか好き。
今年出た中では、この間が一番ハードだったかな。

  • 7位 友桐夏『楽園バイオリン:クラシックノート』

雰囲気が非常に好み。

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)

沈黙のフライバイ (ハヤカワ文庫JA)

異星の文明との接触。野尻ファンとしては外せまい。

昨年ほど派手ではないが、順調に作品を出している五代氏。「パラケルススの娘」シリーズも高レベルで安定しているが、古典的なスタイルのファンタジーという冒険に敬意を表してこちらを選択。