イスラームの「英雄」サラディン―十字軍と戦った男 (講談社選書メチエ)
- 作者: 佐藤次高
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1996/05
- メディア: 単行本
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これを読んで印象的なのは国家や支配の流動性。サラディンの父親アイユーブの経歴を見ると本当にあちこちを動き回っている。また、アイユーブ朝支配の脆弱性も印象的。エルサレムは奪還したものの、最終的な十字軍国家の消滅にはその後100年待たなければならなかった。未完の時代。
これも10年来の積読。今回すごく面白く読んだが、買った当時は、なかなか読み進めなかったんだよな…