GENESISシリーズ 境界線上のホライゾン (1)上 (電撃文庫)
- 作者: 川上稔,さとやす
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2008/09/10
- メディア: 文庫
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シリーズの最初のせいか、出だしは結構ぎこちない感じ。A4で780ページの設定資料を作ったそうで、逆にその設定が足かせになったのかもしれない。あと、のっけから登場人物が30人近くいるのも、説明的な感じを強くさせるのだろう。『終わりのクロニクル』では出だしでは主要登場人物が10人前後だったのと対照的。
中盤以降は、だんだん物語りに釣り込まれていく。正純が動かしやすいキャラだからだろうか。読者に近い情報量で、かつ進路に迷っている人間という彼女がペースメーカになるのだろう。後半は、いきなりの大展開。続きがすぐ出るのはいいことだ。
しかし、正純かわいいよ正純。