『Via Orientalis:「ポルトガルと南蛮文化」展:めざせ、東方の国々』

ポルトガルと南蛮文化」展の図録。えらく中身の詰まった本。持ってて損はなさそう。しかし、持ち上げると、えらく重い。
内容は主に、ヨーロッパとアジア各地の美術の交流。インド、アフリカ、中国、日本の各地の美術品が並ぶ。家具や彫刻を中心に、ヨーロッパ人の需要に合わせた工芸品が製作され、それが各地域の様式に影響を与えていく。解説が細かくてすごい。
個人的な興味に関しては、いくつか紹介されている当時著された文献と巻末の文献リストが便利そう。