祝福のカンパネラフルコンプ

祝福のカンパネラ 初回限定版

　やっと「祝福のカンパネラ」をフルコンプ。アイキャッチのCG一枚のために、2周/3日間ほど時間を余計に食った。一旦はじめると、ちょこちょことスキップを止めて読み始めたり、後半はほとんどまともに読んだので時間がかかった。


　箱庭的な世界でワヤワヤと楽しい生活を描くという点では、よく出来ていると思う。特に、トルティア姉妹の楽しさは異常。しかし、一皮剥くと、レスターってものすごくストレスフルな環境で生まれ育っているような気も。なんかみんなでプレッシャーかけ合っているいるようにも感じるし。
　これは「はぴねす」にも通じるが、クライマックスの展開がご都合主義というか、なんというか。こう、気合だけで物事がうまくいくという、ある意味少年漫画的横道な展開に良く考えると違和感。ただ、この世界のエールの仕組み（「思い」や「絆」を通じて「エール」が循環する世界）では、「みんなの心を合わせてなんとか」的展開も、世界観的に正当化されるのでは。まあ、延々とプレイしてきて、細かいところはどうでも良くなっているというか、ストレスがない盛り上がる終わり方で逆に良い。


　個別のヒロインルートに関しては、カリーナルートが一番自然な展開。徐々に近づいていって、自分の感情に気付くというのは、王道で安心して出来る。これに比べると、アニエスやチェルシーのルートは、カリーナさんを振ってかつまわりの雰囲気が悪くならないという条件をクリアするために、ライターの人はものすごく苦労をしたのではないかと感じる。プレイしていても、その後のバトル展開よりも、収穫祭で二人の思いが通じるところまでが手間がかかっている印象。まあ、子供のころからずっといっしょの幼なじみという関係は強いよなあ。
　ミネットに関しては、娘すぎてどうにもという気分。


ヒロインに関しては、アニエスがトップ。僅差でカリーナさんとトルティア姉妹。後は団子状態かな。元気で明るい女の子って、リアルでもいいよな。