現場で感じた……“週刊誌離れ”が進む理由

bizmakoto.jp
 正直言って、総合週刊誌の記事が薄いからだと思う。
 速報性で劣る紙メディアが、他メディアにスッパ抜かれただけで価値を失うような情報を扱っているようでは生き残れない。電波メディアでは使いこなせない内容、あるいは取り上げにくい(ターゲットを絞った)内容、そのようなもので対抗しなければ無理。

 週刊誌が売れないもう1つの理由は、やはり中身の問題だろう。買いたいと思わせるほど魅力的に映らないのだ。週刊誌に勢いのあった時代に比べて、記事が薄い。企画モノや特集にしても、時代を感じさせるタイムリーなものが少なくなってきた気がする。それもこれも、記者も編集者もサラリーマン然として、小ツブになったためではないか。タブーを恐れず、イケイケドンドンの型破りなタイプは少なくなった。

とあるが、サラリーマン然とした内容の経済週刊誌が好調なのを鑑みるに、やはり扱う情報の密度が問題なのではないか。確かに価格は経済週刊誌の方が高いが、部数では総合週刊誌が圧倒的だ。編集の文化を変えることが肝要。見出しを見ればもういいやみたいな記事を書いているようでは生き残れない。あと、ニュー速劣化コピーみたいな内容もだめ。