英仏海峡の要塞 1941‐1945―ヒットラーの不落要塞 (オスプレイ・ミリタリー・シリーズ―世界の築城と要塞イラストレイテッド)
- 作者: チャールズスティーヴンソン,Charles Stephenson,Chris Taylor,平田光夫
- 出版社/メーカー: 大日本絵画
- 発売日: 2007/01
- メディア: 単行本
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しかし、コンクリが足りない、大戦末期には兵士も足りないという状況で、ほとんど価値のない場所によくもまあ、こんなにリソースをつぎ込んだものだ。2万以上の兵員と山ほどのコンクリート、労働力と人命。ちょっと呆れる。実際、戦闘をせずに降伏したわけで。こんなことやってりゃ、そりゃ戦争に負けるよな。(関連:石油もアルミも焦点じゃない。「グロス・ドイッチュラント2」に見る,阿部隆史的第二次世界大戦)
トート機関に動員された労働者、特に強制収容所の無残さ。
ちょっと気になったのが、4ページのフランス王が「フィリップ・アウグストゥス」と表記されていること。普通これってフランス語読みで「フィリップ・オーギュスト」って書くよね。専門外の人が訳したのだろうし、こういうこともありうるのだろうけど。