武雄に行った

 昨日は佐賀県の武雄まで行ってきた。カメラを持っていかなかったので写真は無し。
 そう言えば、武雄市街の南にある御船山。一目見た瞬間、ネコミミ帽子を連想した。面白い形の山。あの周辺には奇岩の山が多くて面白い。あと、武雄周辺には、風情のある民家が多数残っていて、素晴らしい。萱あるいは藁葺きの家もちらほら残存している。ああいうのを注意深く遺して欲しい。
 到着後は、武雄市歴史資料館へ。嬉野家資料展というのがあった。蒙古襲来関連の恩賞の文書が、現物で残っているのは凄い。鎌倉以来の家か。個人的には、ふすまの裏紙とかから出てくる資料の方に興味があるけど。個人的には、武雄蘭学館が凄く面白かった。幕末佐賀藩の近代軍制は有名だが、その中核が武雄領だったらしい。幕末に輸入されたとおぼしき洋書が展示してあったり、武雄鍋島家邸跡に埋められていた大砲の実物が展示してあったり。大興奮。四斤野砲のライフリングの切り方(まっすぐの太い溝)が観察できたり。大砲の設計図(こんなのが展示してあったが、それとミニ旋盤があれば、当時の大砲の模型が作れそうだと思った。


関連:
武雄市歴史資料館
佐賀藩の科学技術
幕末佐賀藩技術史 佐賀藩の科学技術関連資料の目録
幕末佐賀藩における鉄製大砲開発プロジェクト


 歴史資料館を出たあとは、西へ。道の駅山内で昼食。途中のレンガ造の鉄道橋が見事(踊瀬国道橋梁)。一瞬しか見られなかったのが残念。昼食は、道の駅内にある地元食材のバイキング店なな菜で。12時半ごろついたが、入店待ちの人多数。身軽だったら絶対別のところに行っていた。食事はおいしかった。野菜中心のヘルシーなメニュー。カレーがおいしい。
 続いて、焼物の窯元へ。お店で聞き込んだ、大川内山へ。鍋島藩窯だったのだが、下調べをしていなかったので、行くまで分からなかった。で、良く分からないまま裏側の林道から入って、山道を突破。権現岳神社の方に出る。林道から谷に降りる道の傾斜が凄かった。最初はすごい秘境と思っていたが、下ったら観光地に。何軒か店に入ったが、結構高いですな。自分で食事を作らないと、あまりお皿を買う気にはならない。身軽でなかったのもあって、史跡類は見ていない。ちょっともったいないが、リサーチしてからの方がいいだろう。
で後は帰宅。