逆風が吹く富裕層

ichiyu.hatenablog.com

所得格差はなぜ拡大したのか、"More or less equal?"というセクションが興味深い。アングロサクソンモデルを採用する代表国、もちろん米国と英国だが、これらの国では親の所得格差が子どもの所得格差とかなり高い相関関係があるという。つまり社会の底辺から経済的に成功することが難しいということだ。平等に重きを置くスウェーデンデンマークのほうが階層間の移動が激しいというのが意外である。

意外でもなんでもないと思うが。
アングロサクソン系の社会システムには安定装置が存在しない。それが「自由」と解釈されているだけなのでは。アメリカの金持ちの顔ぶれを見ていれば、金持ちが有利なようにできているのは見て取れる。19世紀だと、まだ階層移動の可能性があったように思えるが…