メディア不振は、不信だろ

http://business.nikkeibp.co.jp/article/money/20090525/195674/

今のように、インターネットで誰でも情報を発信できる時代に、メディアが素人に毛が少し生えただけ、中には毛も生えていないような人間に、影響力のある情報発信の場を安易に与えると、自らの首を絞めることになる。

経済関係に限らず、あらゆる分野の専門家がネットで情報を発信している。旧来のメディアは、こうした“専門メディア”と競争を強いられる時代なのだ。だが新しい時代に、旧来メディアが真剣に対応しようとしているとは、とても思えない。多くの記者はローテーションで何年か経てば違う部署に配属し、専門的な知識や取材経験を生かせるように育てていない。

医療系の報道なんかを見ると、新聞やテレビあたりはもう全然ダメなのが分かる。
記者が思い込みで暴走する状況は見ていられない。素人のほうがまだ可愛げがあるとしか。
自分たちだけで描くのではなく、情報の海の中からいかに有益な情報をセレクションするかが大事になるのではないか。専門家をいかにメディアが取り込むか。
論壇誌にしろ、新聞にしろ、テレビにしろ、同じような人間ばかり使っているから停滞する。


あと、マスコミ内部での教育訓練の必要性についての指摘。最初から記者クラブに慣れてしまった、あとで成長の余地がなくなるだろうな。インターネットでメディアの裾野が広がったからこそ、プロはプロとしてのレベルを要求される。