欧州の今どきの“極右”

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別に「自由」を呼号しながら、移民排斥を主張する右翼というのは存在しえると思うが? 日本でも、経済面では新自由主義、文化では右翼というのはよくある存在。
確かに文化摩擦とは微妙な問題を孕んでいて、難しい側面がある。しかし、

そしてそれと同じコンテキストで、イスラム移民を叩くのです。「社会のあり方まで規定するイスラムというのは、寛容を是とする欧州文化と相容れない、根源的に不寛容な、全体主義イデオロギーなのだ」と。

というのは、結局のところ民族主義イスラム教徒に対する蔑視を今風の言葉に言い換えただけなのではないか。「移民は劣等民族であり、欧州人は優等民族だから」というのを「寛容」というキーワードで新装開店しましたというか。
欧州社会全体が、イスラム移民の労働力の恩恵をうけてきたのに、それは身勝手な言い分だろう。東欧から文化が近い低賃金労働者が入手できるようになったので、使い勝手の悪いイスラム教徒は用済みという言い草ではないか。
単純な表の表現に惑わされてはいけない。

欧州における「極右の台頭」と呼ばれる現象は、過去100年間、右に左に蛇行しながら着実に社会主義を追い続けてきた欧州であがる、社会主義に対するノーの声なのです。

現状の閉塞状態に対する異議申し立てという側面はあるのだろうと思う。
世代間格差や失業、産業構造の変化に苦しんできたと言う点では、日本の先輩だしな。いろいろ問題含みなのだろう。不況でもあるし。


はてなブックマークのコメと読み比べると有益。
しかしまあ、このエントリを書いている人自体が、単純に左翼、社会民主主義が嫌いというだけちゃうかと。あと、PVVだけを取り上げたあたりに、印象操作の疑いが。