経済より地球環境の方が大事という倒錯

http://d.hatena.ne.jp/sunafukin99/20090620/1245490860
 うーん。
 今後、環境変動で経済成長どころではないという状況がありうるなら、あながち不合理な判断ではないかもしれない。短期的にはないと思うけど。一番いいのは、環境志向への政策転換が、新しい経済成長の要因になることかな。
 しかしまあ、日本社会というか、世界経済全体が、当分顕著な成長を期待できそうにないと思う。生産能力が需要に対して過剰、かつ需要側を生産能力に見合うだけ大きくしようとすると資源・環境が問題になってくる、二重のボトルネック。これは1970年ごろからずっと続いている状況と言っていいのではないかと思う。金融バブルとかで小手先に需要を拡大すると後の傷が大きいわけだし。1970年代あたりから停滞局面だとすればそろそろ40年経つわけだから、あと10年ぐらいで成長局面に入る可能性もなくはないのか… 中国インドあたりが成長すれば無理ではないのか。しかしそれには資源・環境負荷の問題のブレイクスルーが必要そうだが。