今日は世継橋から南熊本駅方面、さらに八王子通り経由で県立図書館へ。
 あまり期待していなかったのだが、南熊本一丁目から琴平一丁目当たりがすごくおもしろかった。予想外に古い集落の痕跡が残っていた。こんなことならカメラを持っていくべきだったと後悔。
最初に南熊本一丁目の辛崎神社に寄り道したのが始まりで、ここは「陸軍特別大演習」に関連して、境内を整備したことを示す石碑が多数存在した。思い返すに、この特別大演習を機に神社の整備が行なわれた例が、熊本市内では多いような気がする。きっちりとメモを取っているわけではないので、あやふやだが。何らかの公的機関による運動が行なわれたのかもしれない。
陸軍特別大演習沿革 ここを見ると、熊本県内では明治35年昭和6年に行なわれている。神社の石碑で見る限り、明治の方の大演習は影が薄い。
 その後は浜線バイパスの反対側に移る。春竹小の東側を動いたが、古い集落らしい入り組んだ路地とお地蔵さん、一族単位の小さな墓地と目立った特長が残る。この近辺で「熊本市指定保存樹木」が二本あるのは結構集中している感じ。
その後は、南熊本駅の東で豊肥線の線路を渡って、国府方面へ。初めて八王子通りを全部走る。このあたりも神社や祠、入り組んだ路地がおもしろい。
 県立図書館では、柏書房刊行の『都市地図集成』や『正式二万分一地形図集成』を閲覧。特に、後者がおもしろい。もう少し新しい時代の二万五千分の一地形図と照らし合わせれば、有用だろう。ここ30年あまりの、都市の拡大は、本当にものすごい。

正式二万分一地形図集成 (九州)

正式二万分一地形図集成 (九州)