本日は大分市鶴崎に出撃。ここは近世には熊本藩の飛び地で、参勤交代の時に、ここから瀬戸内海を通って大阪に行っていた、熊本と縁が深い場所。別府に滞在することになった時点で、ぜったい行くつもりだった場所。
ただ、地形の改変とベッドタウン化が進んで、昔日の面影はほとんどないと言っていい。いくつかの寺社と毛利空桑の旧宅と塾、197号線沿いの得丸金物店くらいか。あとはあちこちにある石碑。知らずに通れば、単なる郊外にしか見えないのではないかな。


今日の行程。鶴崎駅下車、駅前には鶴崎踊の銅像がある。ここから東に歩く。途中、ホウロウ看板などが大量に付けてある店を見かけて、写真に撮る。




鶴崎三丁目の大分銀行前に「熊本藩鶴崎御銀所記念碑」がある。




鶴崎二丁目交差点から北上、鶴崎支所横、鶴崎大神宮前を通って、大野川河畔へ。堤防上の道が197号線と交わるところに、「熊本藩鶴崎作事所跡・有終館跡」の石碑が存在。



さらに南下して、剣八幡宮へ。ここの摂社の稲荷神社は細川家が勧請したものらしい。




その後は、西へ向かって、毛利空桑記念館へ。よく知らなかったが、熊本藩藩医の息子で、鶴崎で塾をひらいて多数の後進を育てた人らしい。近世の居宅と塾がセットで残っているのはここだけらしい。→http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AF%9B%E5%88%A9%E7%A9%BA%E6%A1%91




さらに西に行って、法心寺へ。ここは加藤清正が建立した寺だそうだ。






ここから北上。工業水道の調整水槽を見て、鶴崎小の前へ。史跡見学の人は入っていいよみたいな張り紙があったけど、なんとなく敷居が高くてスルー。鶴崎小と鶴崎高校の場所に、熊本藩お茶屋があった。



ここからまた北上して、線路沿いの駅に戻る。途中、鶴崎支所の向かいの労金の敷地(だったっけ?)に「熊本藩鶴崎御蔵跡」、新堀公園内に「熊本藩主参勤交代時船着場跡」の石碑がある。あと、日豊本線の線路の高架の橋脚がいい感じ。





あとは鶴崎駅から帰還。久しぶりに長々と歩いて疲れた。


参考:
野津原塚野〜大分鶴崎
鶴崎城