本日は、熊本大学であった講演会に出撃。学園祭と同時期に行なわれる「貴重資料展」に関連したもの。前半は花畑町にあった国許屋敷について。後半は横井小楠について。
 北野隆「御花畑屋敷(肥後藩国許屋敷)について」。建築学の先生から、花畑町の藩主の屋敷について。熊大に寄託されている永青文庫の図面が主な素材。花畑屋敷が慶長あたりから存在したこと。細川家の入国ご、旧来の本丸の屋敷が使いにくくなったので、寛永12年ごろに花畑に屋敷に移したそうだ。建築の様式も主殿造から書院造に変化していったとのこと。御花畑屋敷の土地には、もともと四ツ木神社(後の代継神社)があったのを移転させたが、その元の土地は依然として神社的な景観を維持し、現在は花畑公園としてうけつがれているという話が面白かった。あと、屋敷の東側は低湿地で田圃が存在したそうだが、現在の電車通りと下通の間あたりになるとちは、現在も顕著に低くなっていて、なるほどと感じた。
 後半は三澤純「新しい横井小楠像の構築を目指して」。横井小楠生誕200周年ということで、このテーマなのだろう。また、2007年に横井家の文書が寄託されたそうで、その整理もある程度進んだということか。内容は、横井小楠研究史の問題点といったところ。1938年刊行の山崎正董編『横井小楠』遺稿編に依存していること。新資料の発掘と既出資料の交合の必要性。日本全体、肥後藩全体の政治史の中で位置づける必要性。実学党だけではなく、藩政主流派も視野に入れる必要を指摘。また、小楠の思想の集権的な側面を指摘している。


 買うか買うまいか悩み中のキスと魔王と紅茶の体験版をプレイ終了。エロゲー批評空間の評価を見ると、少々躊躇してしまう。しかしまあ、クールビューティな生徒会長が「魔王の下僕」で尽くし攻撃ってので、すべて許してしまえそうの気分。CGさえよければ、大丈夫かなあと。あとは、男の娘半端ねえ。