福岡県警、暴力団雑誌の撤去要請 コンビニ6社応諾

http://www.asahi.com/national/update/0325/SEB201003240054.html そもそも、この「要請」というやり方が良くない。
 確かに「暴対」という名目はキャッチーだし、コンビニ側も断りづらいものだろうけど。それだけに、問題ありだろう。「青少年が誤ったあこがれを抱く」という名目なら、それ相応の手続き(有害図書指定)などがあるはずで、それすらもすっ飛ばして「要請」で済ましてしまうのは、民主主義の手続きとして問題がないか。そもそも、そんな雑誌みてヤクザにあこがれるような「青少年」など、本当にいるのか? 最近は若い者は入らなくて困っているそうじゃない。
 とりあえず、県警のサイトには、この件に関しての情報はないようだが。
 しかし、福岡ってそんなに暴力団がすごいのか… 


 はてぶのコメントでは、ゾーニングの範疇ではないかという意見もある。うーん、割り切れないものをかんじるが…


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福岡県警が暴力団を主人公としたマンガ等の撤去を書店に求めてる件
ここが良くまとまっている。要請に関しての詳細や福岡県の暴力団の情勢。暴追運動のリーダーの自宅に銃が撃ち込まれた事件は記憶に新しい。熊本で、新興住宅に住んでいると、いまいち分からないところがある。まあ、熊本でも抗争がらみの殺人は起きているけど。
しかし、やはり、規制するなら有害図書に指定と手続きを踏むべきであったように思う。「要請」というやり方は、インフォーマルで首を傾げざるを得ない。書店の方にも要請が行っているようだし。