渡辺逸郎『コンテナ船の話』

コンテナ船の話

コンテナ船の話

 タイトルの通り、コンテナ船の解説書。
 コンテナやコンテナ船の分類・解説やコンテナ船の歴史など。初期には予想以上に色々な種類が試行錯誤されたのだな。フロートオン/フロートオフ(FO)船なんか、そのままドック型揚陸艦みたいだし(p.39のDoctor Lykesとか)。
 80年代のまでの合従連衡から、90年代に入ってからの船会社の再編と歴史ある海運企業の消滅。船型の変化なんかも面白い。初期のコンテナ船とポストパナマックスなんか全然違うし。
 本書は船の写真や図面が豊富。個人的には、立体で見てみたいところだが、本書の資料だけでは、作るのは難しそうだな。最近、全然プラモも作ってないしな。作るスペースがないというのが、一番のネックかも。