色に出でにけり わが恋は 初回限定版 (Amazon.co.jpオリジナルマウスパッド付き)
- 出版社/メーカー: ういんどみる
- 発売日: 2010/04/29
- メディア: DVD-ROM
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全体的な構成に問題がある。これだけならまだしも、エチシーンのアレさ加減が耐えがたかった。絵だけがましだったな。
共通部分のハイテンションなやり取りについては、個人的には嫌いではない。それだけなら問題はなかったのだが。先にも述べたが、共通ルートが梨桜と小町の話に特化しすぎて、他のヒロインのルートが不自然。桔梗は個別ルートが少し長くなっていてまだましだったが、柚菜、朋音、美苑あたりは唐突感が強い。プロットが最初からグダグダだったのか、製作途中で混乱があったのか、制作にかかるリソースをケチったのか。他にも、主要登場人物以外の人間がまったく出てこないのが不気味。クラスメートの存在感まるっきりなしというのはどうか。
最大の問題は、エロシーンがクドイのを通り越して、苦痛だったこと。しかも、未読スキップ機能がないから、ひたすらEnterキーを連打する羽目に。
だいたいが、エロシーンが冗長すぎる。平板なエロを、ひたすら物量で押すからうんざりする。エロシーンになったとたん、なんかのれーっとした感じになる。梨桜や柚菜のひたすら「イクイク」を連呼させて、ピカピカ光らせる手法がその代表例。人によってはひきつけ起こすわ。桔梗なんかは、エロに入る前の恥ずかしがるところはえらくかわいいのに、エロシーンに入ったとたんに、萎える。そもそも、見えるところでヤってしまえば、誰かが見るだろう。無理がありすぎ。美少女に卑語を連呼させる属性がほとんどないというか、あのパターンで叫びまくられても興奮しないから、余計評価が厳しくなる。
ういんどみるの過去作品としては、『ちょっと素直にどんぶり感情』あたりが似た雰囲気かな。体験版しかやっていないし、あれもついていけなかったが。あの路線の作品を『はぴねす!』や『祝福のカンパネラ』と同じような宣伝したのが、評価を下げる原因だったと思う。