全国で相次ぐ母親たちの暴発、虐待 原因にはテレビゲームの影響も大きいとゲンダイ

http://news4vip.livedoor.biz/archives/51567514.html 頭が悪すぎる。最悪。
 幼児虐待が社会問題として認知され、報道されるようになったのが比較的最近のこと。せいぜい、ここ20年位か。公的機関・マスコミで認知され、問題化されるようになったから、「統計上」激増していると考えるべき。最近よく聞くようになったのは当然のこと。それまで、ニュースバリューがなく、無視されていたから。つまるところ、こだまを聞いて、騒いでいるようなもの。
 ついでに言えば、親による子供の殺害は、むしろ減っているのが現状。嬰児殺(赤ちゃん殺し)と幼児殺人被害者統計アップ(少年犯罪データベース)を見よ。書籍で、手に入りやすいところでは、河合幹雄の『日本の殺人』(ISBN:9784480064882)の20-40ページあたりを参照するとよい。指標のひとつだが、乳児の殺害件数は激減している。

 さて、子殺しのほとんどを占める実子殺しを見ていこう。かつて実子殺しのなかで多かったのは、嬰児殺である。戦後すぐには年間被害者三〇〇人もあったのが、一九七七年には一八七人、そして、二〇〇四年には二四件被害者二四人に激減している。p.23

 このようなことは、調べる気になれば、すぐに調べられる。10分もかからない。そのような基本的なことも怠って、「報道」を気取るのはやめて欲しいところだ。馬鹿を公然とさらせる神経がわからん。恥ずかしくないのか。いいおっさんが、フルチンで公道を徘徊するレベルだぞ、これ。ゲンダイ脳とか言われているし。2ちゃんねるに劣るレベルのマスコミって、一体…


 しかし、こういうのを見て、このような有害な言論は規制すべきとか思ったところで、はっとした。まさに、ここにこそ、表現規制への欲望があるのだよな。表現の自由を標榜するなら、このような見るのも不快な、このようなものでも許容しなければならない苦しさ。それに耐え切れなくなったところで、表現規制に走ってしまう。易きに流れないようにしなければならない。