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ちょっと、面白い話題だなと思ったのでメモ。
ちなみに、結婚までの近そうで遠い道のりについて知りたい人は、二宮ひかるの「ナイーヴ」か「ハネムーンサラダ」を買って読んでください。男性向けの女性が出てくるコンテンツで圧倒的に不足しています。だから、なのはstsで描ききれなくてヴィヴィオが片親になるんじゃー!
とあるが、これは市場というか、性的表現の規制が大きいような気がする。
エロゲ関連は、とりあえず置いとくとして、マンガ・ラノベ・アニメあたりの場合、「少年向け」は性的表現を伴う大人のお付き合いは描きにくい。逆に、18禁の方は読み切り単位で実用性が必要だから、表現しにくい。その結果、非18禁のエロマンガというニッチな場所にしか、その手の作品は行き場がない。それがジャンル形成を阻み、ひいて市場ができないという事態を生んでいるのではないか。
手持ちを確認したところでは、さのたかよしの『ぴったり!! 1-4』やむつきつとむの『小あくま天使桃色系 1-3』あたりがその範疇の作品かな。
あとは、その手の作品とオタク系の物語の枠が合わないというのも大きいかも。「学園」という枠組みに匹敵しうる枠組みって、ほとんど存在しないし。私自身も、想像力に相当規制をうけているような気がする。特に、ラノベやエロゲの枠では。
エロゲーに関してはジャンルとして確立していないというのが大きそうだ。その結果、集団で作るエロゲーでは、共通理解が取れない。ガチにリアルな恋愛ものはシナリオライターの個人技が必要だが、十分に人材が確保できない。
その上で、「けいおん」や「らきすた」のような「少女」の日常に透明になって入り込む作品がうけるように、「少女」を楽しみたいという需要がメインになっているのではないか。だからこそ、現在にエロゲーにおいては、日常のわいわいがやがやに描写が割かれるのかもしれない。
よく考えるとだ、そんなリアルな恋愛を描いたエロゲーをやりたいかというと、そうでもないような気がする。マンガや小説ならともかくとして、長大なエロゲーでは、疲れてかなわない。もっと言うと、そんなリアルな恋愛や女性は要らない。ファンタジーを楽しみたいんだとも思う。二宮ひかるの作品は結構好きだけど。
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