五代ゆう『パラケルススの娘10:永遠に女性的なるもの』

パラケルススの娘 10  (MF文庫J)

パラケルススの娘 10  (MF文庫J)

 10巻にわたって続いてきた物語もフィナーレ。うむ、満足。
 シモン・マグヌスとの最後の戦い。そして、世界は維持される。しかし、その先は人自身が紡いでいかなければならないか…
 平穏でなく悲劇が予告されているというあたりが、これまでの作品と毛色が変わっているような。しかし、それでも人間が紡いでいかなければならないか。
 まあ、個人的に人間はしょせん猿と思っているけどな。