八代市鏡町の八代農高の生徒たちが、トマトやナシを使った「万能たれ」を開発。八代郡氷川町の道の駅「竜北」で販売したところ完売するほどの人気で、学校に「買いたい」という問い合わせが相次いでいるという。
市場で流通できない規格外の農作物を利用して特産物をを作ろうと、フラワークリエイト科食品加工専攻の生徒たちが二〇〇六年に開発を開始。
地元の加工グループなどと協力しながら、トマトやナシ、ショウガ、はちみつなど十二種類を混ぜ合わせた「万能たれ」を三月に作り上げた。「さわやかな酸味とこくのある甘さが特徴」と担当する岩野賢一教諭(四九)。
四月に道の駅「竜北」で四〇〇グラム入りの瓶五〇本を販売し数日で完売。二十五日、新たに百二十本分を仕込んだ。
同専攻の六人で調理。事前に自分たちで作ったトマトピューレ十二キロ、砂糖漬けにしたナシ6.5キロをミキサーでかき混ぜた後、約三十分煮込んだ。冷やした後、百二十本に瓶詰め。七月上旬までには、再び道の駅「竜北」に並ぶ。
同専攻リーダーの岡村秀之君(一八)は「サラダや焼き肉などさまざまな料理に合う。おいしいという話を聞くと作業にも力が入る」と話していた。
一本四百八十円。イチゴやブドウを使った違う味のたれも開発している。
(内田裕之)
こちらはネット上では流通していないようだ。美味しそう。
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