「「戦跡考古学」に脚光:軍需工場・壕・飛行場など研究」『朝日新聞』07/8/1

http://www.asahi.com/culture/news_culture/TKY200708010128.html やはり、戦争の痕跡が薄れてきたからこそ、研究し保存する動きが出てきたのだろうな。事実、熊本でも戦争遺跡は破壊されつつあるし、終戦後60年以上たって記憶も薄れつつある。また、西南戦争の古戦場で銃弾などの遺物を発掘、整理して、当時の戦況を明らかにするなど考古学ならではの研究もある。
 「御勅使河原飛行場」の掩体壕の基礎のコンクリの仕上がりがばらばらとか、なかなか興味深い成果も上がっているみたいだし。

 だが、「新しい遺跡」のため、考古学者の間ではなかなか受け入れられない。「ヒマなんだねとか、そんなの考古学じゃないと言われたこともあった」とある研究者はいう。

 考古学者って、なんというか保守的というか、新しい時代には冷淡だよね。中世考古学が確立するにも相当時間がかかったし。20世紀前半ともなれば、ずいぶん記憶も薄れ、景観も変化している。だからこそ、考古学の出番だと思うのだが。