“フクイ”と名の付く恐竜たち

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 福井県の地の利は大きい。手取層群は全部が陸成層で化石がまとまって出る。熊本の地層は御船層群の上部を除けば、大概が海成層だから安定した産出が望めない。兵庫県の篠山層群は見たところ継続的に発掘調査を続ければ、大量に出てきそうだけど。
 後は、継続的な研究体制か。福井県立恐竜博物館を作って、まとまった人数の古生物学者を雇っているのが、研究の進展を早くしているのだろうな。このあたりは、行政の慧眼が光る。古生物学の研究者が9人もまとまっている場所なんて、日本にはほとんどないのではないか。