「現代日本社会における左翼的思潮の蔓延という病理について」 日本社会学会の報告だそうです。んーっと。はあ。


 うむ、ため息をつきたくなる気持ちは分かる。一度学会にトンデモさんが紛れ込んでしまうと、始末に負えないな。
上武大学 松崎 昇「現代日本社会における左翼的思潮の蔓延という病理について」
 要旨
 論題にたがわず、要旨の中身も酷い。これで教授ってんだからすごいが、あのノビーがいる大学ということで納得してしまった。上武大学って、どんな連中が運営しているんだか。


 どんな人かと思って調べたが、経歴などの情報については、J-Globalの松崎昇上武大学サイトの教員紹介がある。これを見ると、筑波大学で経済学をやっていたはずなのに、研究分野が「新しい経済・社会・文明システムの考察」となっている、で「現存七大文明論」「東洋発新代論」なんてワードがあったり。まあ、素養がない人が、そう言うのに踏み込むと自爆するよね。書いている論文もなかなかすごくて、「国民皆投資家制度の提唱」とか「新しい財政的国家観としての無税・最小限国家制度の推奨」なんぞという、香ばしいタイトルの論文を紀要に書いている。
 上武大学の教員の中でも群を抜いて、電波的な人だな。ざっと見たけど、ここまであからさまに電波を発している人はいないみたい。
 研究室訪問で、どうしてそのような方向になったのかを語っているが、脳味噌を汚染されそうなので、私は中身を読まない。