2010-11-23 五味文彦『日本の中世を歩く:遺跡を訪ね、史料を読む』 読書 日本の中世を歩く―遺跡を訪ね、史料を読む (岩波新書)作者: 五味文彦出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2009/03/19メディア: 新書購入: 2人 クリック: 4回この商品を含むブログ (11件) を見る 実際に遺跡に行き、それに関連する史料から時代や場の特色を解説する。東大出版会のPR誌『UP』に連載されたものをまとめたそうで、それだけに一編あたりの量が少なく、微妙に食い足りない気もする。 時代ごとに大まかに分けられていて、採り上げた歴史の場の性格、さらに史料の読み方など、コンパクトながらきっちりと解説されていて興味深い。寺社の縁起類や由緒書の話などは興味深い。平等院の変遷と、そこがどのように見られていたかの話がおもしろかった。