延坪島砲撃事件における韓国軍の対砲兵戦の成果

 この事件が発生してから、一番の興味は、韓国軍の対抗砲撃がどの程度戦果をあげたのかというところにあったが、ある程度結果が見えてきたようだ。韓国のマスコミ情報からすれば、あまり芳しいものではなかった様子。衛星写真などからすると、大半が施設から離れたところに着弾しているようだ。対砲レーダーの調子が悪かったとか、そのために着弾観測ができなかったとか、北朝鮮軍が掩蔽陣地から射撃したとか、いろいろと要因があるようだが。対砲レーダーが機能しなかったら、いくら最新の自走砲でも、威力を発揮できないよなあ。
 北朝鮮軍の陣地の詳しい位置や、韓国軍がどこに砲撃したかの情報がもっと欲しいところ。あと、北朝鮮は事前に延坪島の軍事施設の位置に関しての情報を得ていたようだな。


「K−9で攻撃すれば敵陣地が焦土化すると言っていたが…」 155ミリ砲弾の危害半径が50メートルというのは標準的なものだが。
<北、延坪島 挑発>「韓国軍のK−9自走砲、北砲弾の10倍の威力」
<北、延坪島 挑発>北の熱圧力弾、韓国軍K−9自走砲の無力化狙う 「熱圧力弾」ってなんだろう。HEAT弾のことか?
【写真】K−9自走砲、北朝鮮陣地弾着はわずか3発
韓国軍“名品武器”K−9、80発中わずか3発命中
北ミグ機の動きを知りながらも分析できず攻撃を受けた(1)
 K-9自走砲の性能がどうかというのは、プロには判断できそうだな。私には良く分からんが…