J.R.ハリス『イギリスの製鉄業:1700-1850年』を読んで、気になって調べてみた。鋼が大量に生産される以前には、鍛造などの最終的な加工品の素材として重要であった練鉄について言及しているサイトを集めた。結局練鉄はどうなったのかと思ったら、20世紀半ばまでに生産が終了して、現在は古鉄を利用するしかないみたい。軟らかいので、刃物の鍛冶なんかでは需要があるそうだが、入手が難しくなっているとのこと。古いレールなどを潰して使っているようだ。
ヨーロッパの製鉄の歴史についての大まかな歴史は、英語版のWikipediaを翻訳した鉄の歴史と、そのなかの錬鉄 (wrought iron)を読むのが早いだろう。
以下、リンク。結構、製鉄の歴史に言及しているサイトは多い。主に鍛冶屋さんのようだ。
→山本鉋製作所内
鍛冶屋の視点からの言及が興味深い。
→鋼と越後の名工など「大工道具と刃物」の資料集 ここは越後の鍛冶についてのサイトのようだ。
- 他いろいろ
超高純度鉄って、なんか面白いな。