写真で見る阿久根市の現状−独裁政治の悲劇−

http://d.hatena.ne.jp/akune_genjo/
 デイリーポータルZで紹介されているのをみてまあシャッター商店街に彩りを添える試みかぐらいにしか思っていなかったが、現実は恐ろしいほど病んでいた。なんか空白恐怖みたいな感性だな。消防署の訓練用の壁なんか、完全に訓練の邪魔だろう。あと、レンガ色だった市役所を塗りたくっている感性も凄いな。
 「政治権力を使ってなんでもかんでも、この空疎な絵で塗りつぶそうとしている」という行為そのものを、壮大なグロテスクアートとして見ることができると思うが、面白がる以上にうそ寒い。個人空間や美術館なんかのそれ用の空間でやるならともかく、普通に公共的な空間にはみ出してくるとな…


 描いたのはこの人らしいが、このサイトを見ると、他にも逗子商店街や厚木東町商店街でも同じようなことをやっているみたいだな。あと、幼稚園に壁画を描いているみたいだが、子供の人格がゆがみそうな気がするな…


 もう手遅れ/比べることすら失礼だが、くまもとアートポリス最強ってブコメがあるけど、アートポリスの方も大概なんだけどね。東稜高校の後者が死ぬほど暑いとか、どっかの公営住宅は風呂場への通路が吹きっ晒しで外から丸見えとか、いろいろと問題ありらしい。
 まあ、阿久根のようなキッチュを通り越したフェイク感、浮いた感じというのはあまりないけどな。


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メモ:メキシコ壁画運動