「若者は内向き」の欺瞞

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 最近の日本人の得意技は「梯子外し」だからな。社会全体で「リスクをとるな」と無言のメッセージを発しているのに、口だけはリスクをとれとか言い出す。本当に気分が悪い。
 アメリカへの留学者が減っているのは、アメリカが終わコン化している側面もあるのではないだろうか。依然として、理系やMBAなんかはともかくとして、他は留学というリスクを取るほどの価値があるのかどうか。語学留学なんかの価値が暴落しているのでは。あと、セキュリティの強化で行きにくくなったとか。

 また、留学経験者に問いたい。あなたは「片道切符」で行ったのか。

 リスクを負って挑戦し、研究に青春を費やした博士たちは、今社会で「無能」の烙印を押されて漂っている。挑戦を是としない社会で暮らし、自分が安全なところにいながら、若者だけに「挑戦せよ」という人たちに、欺瞞を感じる。



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 まあ、70-80年代の方がぬるま湯だったと思うけどね、ほんと。

また近年は、韓国企業礼賛の記事、風潮が強いが韓国経済が復活できたのは、97年の通貨危機IMF管理下に入った際に、年功序列と終身雇用を一気に廃止したことが大きかったと言われている。