GDPが中国に抜かれたことより1人あたりのGDPが低いことの方が問題 - kojitakenの日記

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 経団連とかあのあたりの連中にとっては中国や韓国みたいな社会の方がやりやすいってことなんだろうな。公的介入の必要性。ただ、それが本当にゾンビ企業なのかというのを識別するのは、難しい問題だと思う。

ゾンビ企業は退出させてしまえなんて言ったって、俺の仕事がなくなったらどうしてくれるんだという気持ちは私にだって理解できなくはない。しかし、ブラック企業の存続ほど社会に有害なものはなかろうと私は言っているのである。新自由主義とは、「富める者をさらに富ませるためのプロジェクト」だから、為政者は「頑張った者が報われる社会」などと言いながら、ろくでもない業種ばかりを伸ばしたり、ゾンビ企業の延命に手を貸したりする。小泉政権時代に伸びた業種といえば、昔でいうサラ金だとか、グッドウィルフルキャストなどの人材派遣業だった。「頑張った者が報われる社会」どころか「食うために必死になっている者を食い物にする社会」だったのだ。こんな国が、国民1人あたりのGDPで北欧諸国に次々と抜かれていったのは、あまりにも当然だ。

 全くもってその通り。